データ復旧事例

データが文字化けして見れなくなった外付けハードディスクからのデータ復旧(LCH-MN1TU3TVS)からのデータ復旧(論理障害　高知県高知市　小売り業)

投稿日：2023.02.07 更新日：2023.02.07

メーカー：LACIE(内蔵：Seagate)
型番：LCH-MN1TU3TVS(内蔵：ST1000DM003)
症状：データが見れない
障害：論理障害
費用：39,800円 (税込43,780円)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

仕事用のデータ専用の保存媒体で使用していました。普段からノートパソコンを持ち歩いていて、USBを抜く際にこれと言って気を遣わず抜いていたのですが、USBを抜いた次の日にパソコンにつないだ時に一部のフォルダが文字化けしていて再起動してみたら文字化けしているフォルダが大量に表示されて開けない状態でした。エクセルやワードなどのOffice系ファイルや写真、PDFなどのデータを保存しています。ここ数ヶ月分のデータだけでも良いので復旧をお願いしたいです。

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診断の結果

データ復旧の専用機器にてハードdh市宇久の初期診断を行ってみましたが、特に物理的な障害は見当たりませんでした。論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

お預かり機器に対しての作業負荷でハードディスクが破損することがないようクローン作業を行って、作成したクローンディスク内の情報を確認してみました。データ復旧ツールを通して状態を確認してみても文字化けが発生しているフォルダ以外のデータの存在を確認できなかったため、解析作業を行って確認できたデータの取得を行いました。フォルダの構成がほぼ崩壊していましたが、ファイル名や種類は確認できる状態であったため、ランダムに30ファイル程度のオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果

取得できたデータのリストを作成して、お客様に確認作業を行っていただくことにしました。フォルダの構成が崩壊してしまっていることを御理解いただいて確認を行っていただく中で、必要と思われるデータの存在を確認していただくことができました。お送りしたデータリスト内から10ファイル程度を選択され取得データのオープン確認をいただき対象のファイルをオープン確認したところ、選択いただいた10ファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功とさせていただきました。

担当技術者より

パソコン系のコラムなどで、今どきのパソコンは安全な取り外しの操作を行わなくても問題なく取り外しができるという内容が公開されているのですが、データ復旧エンジニアの観点では、あまりお勧めできるものではありません。データを失うリスクを考えると、安全な取り外しの操作を行われてパソコン内部での操作が完了してからUSBを外していただく方がよいです。使用される機器によって、安全な取り外しに時間がかかりなかなか完了できない場合は、一度パソコンをシャットダウンされてからUSBを外されるとよいかと思います。大切なデータを失わないためにも適切な操作で適切な対応を行っていただければと思います。