データ復旧事例

10年ほど使用していたランディスク(HDL-XR8.0W)からのデータ復旧(論理障害　山口県岩国市　製造業)

投稿日：2022.11.29 更新日：2022.11.29

メーカー：アイ・オー・データ製(内蔵：WesternDigital)
型番：HDL-XR8.0W(内蔵：WD20EARX)
症状：起動しない
障害：論理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

先日の夜に落雷があり、社内の一部の機器が使用できなくなっていました。社員が使用しているパソコンには易経がなかったのですが、サーバーで使用していたHDLXR8.0Wが電源ボタンを押しても反応しなくなってしまいました。少なくとも10年以上は使用しているとのことで、導入当時から直近のデータまですべてのデータを保存しています。できる限りすべてのデータの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

障害機器に使用されている4台のハードディスクの診断を行ってみましたが、すべてのハードディスクからは物理的な障害は見当たりませんでした。診断の結果をお客様にお伝えして論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

念のためにお預かりした4台のハードディスクのクローン作業を行ってみましたが、どのハードディスクからも不良セクタの発生を確認することなく、全領域を取得することができました。念のためにクローンハードディスクに対して、それぞれのディスクで保持している最新のファイル情報を確認しましたが、整合性が取れていたため、4台のクローンディスクでRAID環境の再構築を行いました。RAID環境のデータ領域内にフォルダやファイルの存在が確認できたため、データに一時取得を行いました。一時取得が完了したデータのエクセルやPDF写真データなどをそれぞれ20ファイルほど選択しオープン確認を行ってみましたが、すべて正常に開くことが確認できたため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

一時取得データより復旧可能なデータのリストを作成し、作業完了の報告と併せてご連絡を行いました。リスト上に必要なデータが存在していることを確認いただけ、念のためという形でオープン確認依頼をいただきました。指定いただいたファイルが正常に開けることを確認できたため、納品用媒体でデータの移行を行って、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

NASやサーバー機というのは、ご存じではあるかと思いますが、24時間365日常に稼働し続けている機器です。そのため、一般的なパソコンなどに比べて耐久性を重視した設計になていますが、やはり、新品状態と10年連続稼働した状態では、やはり機器の状態は連続稼働させていると間違いなく劣化が進んでいます。そうなると必然的に故障率が上がるため、時間の経過とともに障害発生率が上がるため、一般的に使用開始から5年経過した機器は最新機器に入れ替えていただく方向で対応いただければと考えています。NASやサーバー機での障害発生時はクイックマンへデータ復旧のご相談をいただけますよう、お願いいたします。