データ復旧事例

出社すると起動できなくなっていたサーバー機のハードディスク(WD7502ABYS)からのデータ復旧(物理障害　広島県呉市　電気設備業)

投稿日：2022.11.24 更新日：2022.11.24

メーカー：WesternDigital
型番：WD7502ABYS
症状：起動しない
障害：物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

エクセルなどのファイル保存用に使用していました。休み明けに出社するとサーバーへの接続ができなくなっていたため確認してみると、サーバーの確認用のモニターに見たことがない表示がありました。再起動してみましたが同じ表示が出てきていて何もできません。主にエクセルと画像とPDFのデータを保存しています。特に経理部門の者たちが作業がほぼできなく困っているので、何とかデータの復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

サーバー内に保存されていたハードディスク4台をお送りいただいて、専用機器にて初期診断を行いました。診断の結果、1台のハードディスクから物理障害の発生を確認し、残りの3台の内の1台のハードディスクの内部情報が他のハードディスクと異なっており、復旧作業時に使用できないことが判明しました。物理障害を発生したハードディスクのクローン作業が必須の状態となっているため、物理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

お預かりしたハードディスクのうち復旧作業で使用する3台のハードディスクに対してクローン作業を実施しました。正常に稼働していたハードディスクのクローン作業では領域全体の取得を問題が発生することなく完了することができました。物理障害を発生させていたハードディスクについては、負荷調整などを行って何とか数セクタの不良セクタを残す状態でのクローンディスク作成となりました。作成した3台のクローンディスクにてRAID5の再構築を行い、データ領域へのアクセスを行ってみたところ、フォルダやファイルの存在を確認することができました。全体のファイルチェックを行ってみた際にも特に破損ファイルの発生がなかったため、確認できたデータの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

一時取得できたデータのエクセルファイルを30ファイルほどピックアップしてオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開くことができたため、一時取得データでの復旧可能なリストの作成を行って、お客様に確認を行っていただきました。お客様からも復旧成功と判断いただける状態であったため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

正常に動いているかもしれないRAID構成であっても、いつの間にかエラーが発生して本来動いているはずの構成より少ないディスク数で稼働しているということがたまにあります。ログ監視を定期的に行っていれば、様々な現象を多少の時間差はあったとしても把握することができます。バックアップを行われているのであれば、バックアップログも含めてチェックを行われることで、異常に素早く気付くことができるため、最悪の事態を回避できる可能性が格段に上がるためお勧めです。RAID環境での障害発生時はクイックマンへデータ復旧のご相談をいただけますよう、お願いいたします。