データ復旧事例

再起動をすると起動しなくなったQNAP製NAS(TS-873)からのデータ復旧(論理障害　広島県広島市　WEBサービス業)

投稿日：2022.09.29 更新日：2022.09.29

メーカー：QNAP製(内蔵：WesternDigital製)
型番：TS-873(内蔵：WD60EFRX)
症状：再起動後立ち上がらない
障害：論理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

LVMを使用しているRAID5なのですが、連休前に正常稼働できていることを確認していたのですが、連休中の計画停電後に起動しなくなっていました。ディスク交換などを試そうかとも思いましたが、RAIDの再構築によるデータの消滅などのリスクを考え、専門業者に依頼することにしました。VMwareで構築した仮想サーバーのデータを復旧していただきたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にて初期診断を行ってみましたが、RAIDを構成するハードディスクすべてで特に物理的な障害の発生はなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてハードディスクのクローン作業を行って、作成したクローンディスクを使用してRAID5の再構築後、LVM情報の解析作業を行いました。解析作業の結果、仮想環境データの存在を確認することができました。仮想環境データの一時取得を行って、データ復旧環境にて内部情報の確認を行うと、マウントを正常に行うことができ、内部データへのアクセスも正常に行えることが確認できました。他にもエクセルやワードなどのファイルの存在もLVMの解析結果から確認できたため、全データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

一時取得で確保できたデータに対してリスト化を行って、データリストとしてお客様へお送りし確認を行っていただきました。一部の仮想環境データの状態について質問をいただきましたが、対象のデータについては正常にマウントすることができ、アクセスも可能であることをお伝えして復旧成功と判断いただきました。取得できたデータ全てを納品用媒体に書き込み、復旧データとしてお渡しを行いました。

担当技術者より

LVM環境にて構築されたデータについては、現時点においてはLVM環境に対しての解析作業を行うことでデータの存在を確認することができるようになります。データ復旧となると、解析作業を行うことで物理的な時間を要しますが、ほとんどの場合でデータの復旧を見込むことができます。障害が発生していしまった場合は、無理に環境の再構築などを行おうとせず、まずはクイックマンへご相談いただけますよう、お願いいたします。