データ復旧事例
移設中にデータを読めなくなったNAS(TS-212)からのデータ復旧(重度物理障害 大阪府高槻市 小売り業)
メーカー:QNAP製(内蔵:WesternDigital)
型番:TS-212(内蔵:WD20EURS)
症状:データが見えない
障害:重度物理障害
費用:99,800円 (税込109,780円)~
期間:3日程度
※オプション料金別
お客様より
業務の拡大の為、店舗の移転を行ったのですが、その際に使用していたサーバー(TS-212)が移設後から使用できなくなってしまいました。パソコンからはアクセスすることができるのですが、中のファイルが全く見えません。来月には通期決算があり、その準備を行うためのすべてのデータを保存していました。他にも業務上飛鳥なデータも保存していますが、決算用のデータが現状では重要度が非常に高いです。何とかしてデータの復旧をお願いしたいです。
データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。
診断の結果
専用機器を使用してハードディスクの初期診断を行ったところ、起動や認識は正常に行えたのですが、ハードディスクを構成している6本のヘッドのうち1本が全くデータの読み書きができずカチカチ音が発生するという状態でした。重度物理障害での対応を行うことにしました。
復旧作業にチャレンジです
まずは正常に稼働している5本のヘッドを使用して専用機器にてクローン作業を実施しました。その後ハードディスクを開封してヘッド交換を行ってから破損したヘッドの場所で書き込まれていた情報のクローン作業を行いました。途中で2回ほどヘッド交換を行って、ハードディスクの全体領域の内の98.9%程度の領域取得を行うことができました。作成したクローンディスクを使用してデータ領域内へのアクセスを行ってみました。データ領域内にフォルダやファイルの存在が確認できたため、確認できたデータの一時取得を行いました。一時取得を行ったデータ内にあるエクセルやPDFファイルをランダムに30ファイルほど選択しオープン確認を行ってたところ、正常に開けることが確認できたため、復旧作業成功と判断し、お客様へ連絡を行うことにしました。
復旧作業の結果
お客様に時間の調整を行っていただき、梅田大阪駅前店にて復旧データの確認を行っていただきました。確認いただいた際にフォルダやファイルの構成のみを確認されていたため、一部の領域が情報として取得できていないことからファイル破損のリスクがあることをお伝えしたうえで、最重要データだけファイルのオープン確認を行っていただきました。その結果、選択いただいたファイルはすべて正常に開けることが確認いただけたため、復旧成功とさせていただき、復旧データとしてお渡ししました。
担当技術者より
重度物理障害が発生すると、通電開始からほどなくしてカチカチ音が聞こえるというケースがほとんどですが、今回のように専用機器上でも認識できることは確認できても実はヘッド破損が起きていたということは比較的よくある話です。ただ、専用機器を通して初めて状態の確認ができるため、環境が整っていない状態で同じことをされると、復旧できなくなるようなリスクをあるため、違和感を感じたら通電することを避けていただければと思います。
まとめ
移設中にデータを読めなくなったNAS(TS-212)からでも、クイックマンならデータ復旧が可能です。まずは、フリーダイアルよりクイックマンまでご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。
【クイックマンからのお知らせ】
急ぎでデータが必要ということでデータ復旧のご相談をいただくことが増えてきています。
特に大阪市内の場合、出張費無料でのデータ復旧のご提供が可能です。
詳細は下記よりご確認ください。
データ復旧クイックマン 心斎橋本店大阪市中央区南船場2-12-10 ダイゼンビル4F |
データ復旧クイックマン 梅田大阪駅前店大阪市北区梅田1丁目1-1番3 大阪駅前第3ビル 2F |
(東急ハンズから長堀通沿いに東へ30秒) |
(大阪駅から地下街で直結、大阪駅真正面) |
嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
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