データ復旧事例

落としてしまってから認識しなくなったポータブルハードディスク(WDBYVG0020BBK)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪市中央区　動画編集業)

投稿日：2022.08.25 更新日：2022.08.25

メーカー：WesternDigital製(内蔵：WesternDigital)
型番：WDBYVG0020BBK(内蔵：WD20SDRW)
症状：認識しなくなった
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

動画データの保存用に使用していたハードディスクです。3日ほど前に客先から戻ってきての荷物整理を行っている際に机から落としてしまいました。すぐに作業用のパソコンにつないでデータが読めるか確認した際には保存しているデータも問題なく開けることができました。昨日数日前から挙動が不安定だったことはわかっていたのですが、昨日のお昼過ぎにアクセスができなくなり、保存していたフォルダやファイルを読み込まなくなりました。落としてしまったことが認識できない要因かと思いますが、落としてすぐは認識できていたので、ほかの要因がないかと思っています。保存しているほとんどのデータが動画のデータなので何とか復旧をお願いします。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行いましたが、小さな音で異音が発生していることを確認しました。ヘッド交換が必要な状態であると判断し、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

まずはハードディスクを開封し、目視の範囲内での傷の有無の確認ですが、こちらは特に異常は見つからなかったため、ヘッド交換作業を実施しました。ヘッド交換後専用機器にて正常に稼働できていることを確認し、クローン作業を開始しました。クローン作業中に3回ほどヘッド交換を行って、全体領域の95%程度を取得することができました。作成したクローンディスクのデータ領域内へアクセスしてみると、データの存在を確認することができました。クローンディスク内にお客様から伺っている重要度の高いデータを探してみましたが、確認することができなかったため、解析作業を実施しました。解析作業の結果、フォルダ子名称が変更されているフォルダが見つかってきたため一時取得を行い、お客様へご来店いただいてのデータ確認を行っていただくようご案内をしました。

復旧作業の結果

お客様に心斎橋店へご来店いただき、取得できたデータの確認を行っていただくことにしました。特に解析作業にて取得できたデータを重点的に角煮にただいたところ、必要データの存在が確認できました。オープン確認でも問題なしと判断いただけたため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

不良セクタが発生すると、フォルダ構成やファイル情報の破損といったリスクがどうしてもついてきます。特に解析作業にて取得できたデータの中には過去に削除されたデータが解析情報を元に再構築されるため、もともと想定されているデータ量よりも増えることがあります。判別が難しかったとしてもじっくりと見ていただくことで、確認いただけることが多いです。異音発生の重度物理障害なら是非クイックマンへ！クイックマンでは経験豊富なエンジニアがお電話でのご相談からデータ復旧まですべての対応を行っております。