データ復旧事例

起動しなくなったノートパソコン用ハードディスク(MQ01ACF050)からのデータ復旧(物理障害　広島県広島市　PCサポート業)

投稿日：2022.08.16 更新日：2022.08.16

メーカー：東芝製
型番：MQ01ACF050
症状：パソコンが起動しない
障害：物理障害
費用：49,800円 (税込54,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

お客様からパソコンが起動しないというご相談があり、現地へ訪問して診断を行いました。診断の結果、何かしらの障害を発生させているところまでは確認できたのですが、データへのアクセスができない状態でした。お客様へ状況説明を行って、取り急ぎハードディスクの交換を行って、使用いただける状態にはしましたが、ハードディスクに保存している写真のデータだけでもなんとか取り出してほしいとのことです。ハードディスクの状態によっては、提携業者に依頼することがあると説明し、お預かりしてきました。よろしくお願いいたします。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行いました。専用機器上では起動から認識までを正常に行えることは確認できたのですが、データ領域内へのアクセスを行った際に一定周期で読み込み不良となる領域が見つかり、クローン作業が必須となる物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にてハードディスクのクローン作業を開始しました。作業開始後ほどなくして湯見込み不良となっている不良セクタが周期的に発生していましたが、そのまま情報の読み出しを進めていくと不良セクタがなくなり、順調にクローン作業を行っていくことができました。クローン作業の結果、全体領域の99.98%の領域取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域内へのアクセスを行ってみると、フォルダなどの構成情報を確認することができ、一部のフォルダから大量の写真データを確認することができました。クローンディスク上に確認できるデータ全てを一時取得し、写真データを中心に30ファイルほどのオープン確認を行ってみましたが、選択したファイルすべて正常に開けることが確認できたため、復旧成功と判断しました。

復旧作業の結果

一時取得したデータを元にデータリストを作成し、写真データが重要と伺っていたため、取得できた写真データの一部をサムネイル化してお客様に確認を行っていただきました。お客様からは復旧できていると判断できるのであればデータを引き取りたいとのことでしたので、納品用媒体にデータを移行させて復旧データとしてお渡しをしましたが、不良セクタが発生しているため、写真データを含めて一部のファイルで破損が発生しているかもしれないというリスクをご理解いただいてのデータのお渡しとなりました。

担当技術者より

初期診断やデータ復旧を行っていく中で顕著にわかることなのですが、ハードディスク内に傷が入ってしまうと、傷の程度によっては物理障害、重度物理障害と障害を発生させてしまうことが多いです。大切なデータであればあるほど、面倒でもしっかりとバックアップを行っていただければと思います。データ復旧のご相談、ご依頼いただく際は是非経験豊富なエンジニアがデータ復旧対応しているクイックマンへ！