データ復旧事例

2年ほど放置したら起動しなくなっていたノートパソコン(Pavilion 11-k018TU)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪府四条畷市　建設様)

投稿日：2022.08.09 更新日：2022.08.09

メーカー：HP製(内蔵：WesternDigital製)
型番：Pavilion 11-k018TU(内蔵：WD5000LPCX)
症状：起動しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円 (税込109,780円)～
期間：5日程度

※オプション料金別

お客様より

購入してから5年ほど使用している間に一度故障したことがあり、修理に出しました。使い続けていると使用感があまり良くなかったので2年ほど前にパソコンを買い替えることにして緊急用のパソコンとして放置していました。先日、過去に契約をしたお客様から相談をいただくことがあり、データを探したのですが、どこにも見つからずPavilion 11-k018TUを起動させようとしたのですが、全く反応がありません。CADデータや見積書などのデータが重要です。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ったのですが、通電確認ができず起動自体が正常にできていなかったため、ディスクを回すためのモーターが破損していると判断し、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

まずはハードディスクを開封し、状態の確認を行いました。見た目には目立つような損傷はなかったのですが、モーターを手で回してみても全く回せない状態であることを確認しました。障害ハードディスクから復旧作業用に準備したハードディスクにモーター以外のパーツを取り外し、部品の移動をさせて改めて専用機器での確認を行いました。起動から認識、制御情報へのアクセスまで特に問題もなく行うことができたため、クローンディスクの作成を行うことにしました。作成したクローンディスクは障害が発生したハードディスクのデータ領域全てを取得することができたため、クローンディスク内のデータを取得を行って、オープン確認を行うことにしました。

復旧作業の結果

確保したデータ内のフォルダを確認してみたところ、お客様から伺っていた最重要のフォルダをドキュメント内に確認することができました。中に保存されているデータのオープン確認を行ってみましたが、すべて正常に開けることが確認できました。お客様へ作業完了の報告を行い、取得できたデータ全てを復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

多少の長期間放置後にパソコンを起動させようとしても使用できないというトラブルは、ここ数年でほぼ聞かなくなりましたが、保管状態によっては発生する障害なので注意していただく必要があります特に高温多湿になりやすい場所に保存されると、パソコン内に錆が発生し、その錆が火災を引き起こす要因となる場合もあります。データ復旧のご相談、ご依頼いただく際は是非経験豊富なエンジニアがデータ復旧対応しているクイックマンへ！