クイックマンからのお知らせ
誤って消してしまったデータ・・・、データ復旧専門クイックマンにお任せください!
フリーダイヤル(0120-775-200)よりたくさんの方から障害が発生した機器からのデータ復旧のご相談を
いただいております。外付けハードディスクが認識しない、子供の写真を保存していたハードディスクから
カチカチ音がする、業務用のサーバーへ突然アクセスできなくなった・・・など。
このようなご相談の中に、操作を間違えてデータを消してしまった、不要と思って削除してしまったデータを
取り戻すことはできないか?というご相談もいただきます。
このようなご相談の場合、クイックマンでは誤消去案件として論理障害と同じような対応を行っています。
今回は、誤消去案件の依頼をいただいた際のデータの基本的な状態とデータ復旧についてを
紹介できればと思います。
【その1】データの保存状態
まずは、実際にパソコンやサーバーなどで、どのように保存されているデータが管理されているか、
というところをご理解いただくことで、データを削除してしまった状態とそこからのデータ復旧について
容易にお分かりいただけるかと思います。
皆様ご存じの通り、新規作成や、コピーなどで追加されたファイルは”フォルダ”に保存されます。
例として、漫画や雑誌などの本に例えると・・・
・フォルダ名やファイル名:目次
・開いたファイル:本文
と、いった感じになります。そして、開きたいファイルもハードディスク上などでは、ジグソーパズルのように
バラバラにされて書き込まれているため、どの領域に存在する情報を集めればファイルを開けるのかという情報も、
目次の部分で管理されています。
【その2】ファイルが消えると・・・
ここ数年程前から、一部の機器では誤ってファイルを削除すると、二度と元に戻すことができなくなってしまう仕様に
なっているため、ほとんどの場合と断っておきます。
ファイルが削除されている状態は、ファイルの保存方法からして、目次情報が消えてしまっているととらえていただけると
良いかと思います。
データの削除を行う際に二つの方法があるのですが、それぞれの違いについてもお話しすると、
①ゴミ箱にデータを移動する
②ゴミ箱にデータを移動させず、直接データを表示させなくする
という、2種類の削除方法があります。
それぞれの違いは?非常に簡単です。”データ削除”を処理を行う際に、”ゴミ箱を経由するかしないか”というところ
のみです。右クリック→削除やキーボードのDeleteボタンを押すことで、削除対象となるデータはゴミ箱に移動します。
それに伴って、データの目次となる情報もゴミ箱内に存在するデータという形に書き換わり、ゴミ箱内にデータが
表示されるようになります。ゴミ箱に移動させた状態から削除を行うことで、初めてパソコン内には存在しないデータ
として扱われるようになります。一方、Shift+Deleteをいう操作を行うことで、ゴミ箱を経由させずにデータを
削除させることもできます。ただ、これを行ってしまうと、”パソコン上には存在しないデータ”という扱いになるため、
うっかりでも消してしまうとデータ復旧が必要になってしまいます。ご注意ください。
【その3】削除済データとデータ復旧
誤って削除してしまったデータ前述のとおりデータとしては存在しています。ただ、削除することで、
使用していた領域は空き領域として認識されるようになります。空き領域と認識されるので、もちろん何かしらの
データの書き込みが発生すると、無条件にデータが書き込まれていきます。そのため、削除したデータに上書きする形で
新しいデータが書き込まれていきます。
機器トラブルなどで正常に動いてくれない機器の場合、データ復旧のご相談をいただいた際に、機器の電源は入れないように
してくださいと案内を行います。これには理由があり、データが読み込めない状態はハードディスクなどに通常以上の
データの生み出し負荷がかかり、障害の重症化というリスクがあるためです。
誤って削除したデータに置き換えれば、別の新しいデータが書き込まれて必要なデータの復旧ができなくなるというリスクが
発生しています。・・・ということをお伝えしたいわけです。
データ復旧の依頼をいただいた際に一定の期間をいただいて復旧作業を行っていくのですが、よくいただく指摘が、
「どうして”パッ”と”サッ”とデータが出せないのですか?」です。
クイックマンではデータ復旧を行う際に、現状保持→データ解析→解析結果のデータの取得→取得データの確認
大まかにはこのような感じで作業が進んでいきます。現状データの行う時点で、現状保持に数時間から状態によっては
数週間の時間を要して、お預かり機器の完全複製を作成します。それから解析作業、データの取得、データ確認と作業を
行っていくため、ある程度の期間は必然的に必要になってきます。
そして、データの解析作業では、データが存在している部分の情報を元に、フォルダやファイルの情報の再構築作業を
行っていきます。そのため、誤って削除してしまったデータを含め、過去書き込まれていたデータの再構築が行われて、
解析結果として表示されてきます。そのため、誤って削除してしまったデータの場合、もともとのフォルダの構成も
含めてデータが復旧されてくることがあれば、フォルダ構成などの再構築ができず、ファイルのみが再構築される
ということもあります。前述の本の目次と本文のたとえになぞらえると、目次と本文それぞれの情報が元通りに
なっていることがあれば、目次もしくは本文だけが元通りになっているという考え方です。しかも、本文の部分だけが
元通りになっていた場合、本来必要である目次の情報が存在していないため、解析で使用するツール側で便宜上の
情報を与えられるため、新しいデータとして再度作成される形になります。
【まとめ】もし誤って必要なデータを削除してしまったら・・・
気づいた時点で結構です。必ず電源を切ってください。サーバーなどのシャットダウンが難しい機器であれば、
システムの管理者等に確認していただき、できるだけ早くクイックマンへご相談下さい。
そして、データを消してしまった機器のお持ち込みまたは、郵送を行ってください。たまに現状で残っている
データのコピーを行い、その媒体から削除したデータの復旧をという方がおられますが、コピーされた媒体からでは
削除されたデータの情報がないため、復旧作業を行うことができません。ご相談いただくお客様の中には、
機器を預けるとなると、業務上の支障が大きくなるため、預けたくても預けられない。という方も
おられると思います。その際は遠慮なくご相談ください。データ復旧を行うにあたってのお互いに最適な方法を
模索します。
今回は、誤ってデータを消してしまったという事象にフォーカスしましたが、機器障害で大切なデータにアクセスが
できなくなってしまったら、是非クイックマンへご相談ください。
クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200