データ復旧事例

落下させてから使用できなくなったQNAP製NAS(TS-251)からのデータ復旧(重度物理障害　大阪市城東区　映像制作業)

投稿日：2021.06.22 更新日：2021.06.22

メーカー：QNAP製 (内蔵：東芝製)
型番：TS-251(内蔵：DT01ACA200)
構成：2TB×2台構成、RAID1
症状：アクセスができない
障害：重度物理障害
費用：118,000円(税込129,800円)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

動画のアーカイブデータを保存しているNASです。最近は業務のほとんどがテレワークとなったため、それまで使用していた事務所を移転して新しい事務所へ引越しました。荷解きをおこなっている際にNAS(TS-251)を片手で持ち上げた際に落としてしまいました。今までも何回かNASを落としたことがありましたが、特に問題がなかったため、一通り機器を設置してからアーカイブへのアクセスを行ってみました。アーカイブ用で使用している4台のNASのうち、落としてしまった危機へのアクセスができず、カチカチといった音が聞こえてきました。３～5年ほど前の動画データですが、残しておく必要があるため、データ復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてTS-251にて使用されているハードディスクの初期診断を実施しました。すると、1台からはカチカチ音が、もう1台からはモーターが回っているだけで、データの読み書きを行うヘッドが正常に動いていないことを確認しました。重度物理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封してヘッド交換を行い、専用機器にて状態の確認を行ったところ、制御可能であったため、そのままクローン作業を行いました。クローン作業は特にエラーを発生することなく正常に完了させることができたため、クローンディスクよりデータ領域へのアクセスを行ってみました。ディスクへのアクセスの結果、ファイルやフォルダへのアクセスを正常に行うことができ、10ファイル程度のオープン確認も行てみましたが、動画データの再生にも問題がなかったため復旧成功と判断し、データの取得を行いました。