データ復旧事例

WD製外付けHDD(WDBACW0030HBK-01)からのデータ復旧(物理障害　和歌山県和歌山市　サービス業)

投稿日：2021.05.31 更新日：2021.05.31

メーカー：WesternDigital (内蔵：WesternDigital)
型番：WDBACW0030HBK-01 (WD30EZRX)
症状：パソコンに接続しても認識しなくなった
障害：物理障害
費用：49,800円(税込54,780円)～
期間：約4日

※オプション料金別

お客様より

大量にある写真のRAWデータを保存するために使用していた外付けHDDですが、突然パソコンで認識できなくなりました。基本的に繋いだまま移動しない状態で、前日までは普通に使用できていました。別のパソコンに接続してみてもダメで、仕事のデータなのでなるべく早くデータを取り出したいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

内蔵されているHDDを取り出し、専用機器で診断しました。診断の結果、不良セクタが多数発生していることを確認しました。今回お預かりした外付けHDDはデータの暗号化を標準機能として搭載されています。その為、データの複合化作業も必要と判断し暗号化外付けHDDの物理障害として対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

内蔵HDDのクローンを作成した上でデータの解析作業を行いました。HDDのクローン作成はお客様のHDDを保全することと、初期診断では見つけられないエラーを確認することができます。今回のケースでは追加で不良セクタ部分を発見し、読み取りの調整を行いつつクローン作業を行いました。作業の結果99.99%以上の精度でクローンを作成することができました。解析作業を実施し、お客様のデータが確認できました。

復旧作業の結果

復旧できたデータを当社環境にてオープン確認を実施しました。確認の結果、30点中30点のファイルを正常に開くことができました。お客様にはデータリストをご確認いただきご指定いただいた重要なデータを当社にて確認する形でご対応いただきました。重要なデータがすべて復旧できていることが確認でき、ご納品させていただきました。

担当技術者より

今回ご対応させていただいたWD製外付けHDDですが容量が3TBのものでした。近年、大容量なHDDの価格がかなり下がってきています。しかし、容量が大きくなるとHDDに障害が発生しやすくなることと、発生する障害が重症化しやすい傾向にあります。トラブルになってから困らないためにも大容量のHDDをご使用されている場合は最低限のバックアップを取ることをお勧めします。