データ復旧事例

暗号化されたLANDISKに内蔵されているハードディスクからのデータ復旧(物理障害　じぶんフォルダ機能　大阪府枚方市　製造業)

投稿日：2021.05.19 更新日：2021.05.19

メーカー：IOデータ (内蔵:WesternDigital)
型番：HDL-TA4 (WD40EZRZ)
症状：NASに突然アクセスできなくなった。エラーランプ点灯
障害：物理障害
費用：59,800円(税込65,780円)～
期間：1週間

※オプション料金別

お客様より

会社で使用している共有フォルダ（LANDISK）のデータが見れなくなりました。最近導入したばかりなのですが、バックアップを取っておらず業務データを見ることができません。現状、事務作業に支障が出ています。社内の詳しいものに状況を確認してもらうとエラーのランプが点灯しているみたいです。何とかデータの取り出しをお願いします。

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診断の結果

データ復旧クイックマンへお持ち込みいただく前にお客様で内蔵されているハードディスクをケースから取り出し確認されたとのことで、今回はハードディスクのみのお預かりとなりました。本体はIOデータ製LANDISKでハードディスクが１台のタイプとのことでした。ハードディスクの論理領域に不良セクタが発生していることを確認しました。お客様に型番を確認したところ、「じぶんフォルダ」という暗号化機能が備わった機器であったため物理障害＋暗号化処置でのご対応となりました。

復旧作業にチャレンジです

内蔵ハードディスクのクローン作業を実施しました。不良セクタは読取の調整や負荷の調整を行うことでできる限り読み取るようにしました。作業の結果、99.99％以上の精度のクローンハードディスクとなりました。その後、暗号化に対する処置を行うことでお客様のデータを確認することができました。

復旧作業の結果

復旧できたデータの確保作業を行いました。4TBのハードディスクの中にほぼ満タンにデータが入っていたため、かなりの時間を要しましたがデータの確保作業は無事完了しました。確保したデータのオープン確認を当社環境で行った後お客様にも確認いただいた結果、確認できる限りすべての重要なデータが復旧できているとのことでした。復旧したデータをご納品させていただきました。

担当技術者より

今回ご対応させていただいた「じぶんフォルダ機能」付きLANDISKは知らないうちに暗号化がかかってしまっている事が多い機種となります。データ復旧業者の技術力によっては「じぶんフォルダ機能」の暗号化に対処できません。クイックマンでは最新機器などのデータ復旧技術も常日頃研究しておりますので、他社様で復旧できなかったハードディスクでも復旧できる可能性がございます。