データ復旧事例

外付けで使用していた2.5インチハードディスク(WD10TPVT)からのデータ復旧(物理障害　堺市西区　教育業)

投稿日：2021.04.15 更新日：2021.04.15

メーカー：WesternDigital製
型番：WD10TRVT
症状：認識しない
障害：物理障害
費用：49,800円～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

知り合いからもらったハードディスクです。仕事のデータを保存しているのですが、先日から読み込まなくなってしまいました。元の持ち主に見てもらうと、どうにもできないとのことでした。エクセルやワードで作った資料と写真のデータを保存しています。特にここ1年ほどのデータは非常に重要なので、何とかデータの復旧をお願いします。

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診断の結果

使用されているハードディスクを専用機器にて初期診断を行ってみました。機器上での制御はできる状態でしたが、データ領域内にデータの読み込みができない不良セクタが見つかってきたためクローン作業が必須となり、物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

クローン作業にてハードディスクのクローンを作成しました。1度目は、不良セクタが10%ほど発生していたため、負荷調整を行い何度かクローン作業を改めて行ったところ、97%程度の領域の取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域にアクセスを行ってみたところ、フォルダの構成などが確認できたため、データの一時取得を行いました。取得データの中の30ファイル程度をランダムにオープン確認を行ってみましたが30ファイル中25ファイルが正常に開けることを確認しました。

復旧作業の結果

一部破損データが存在していることをお伝えしたうえで、お客様に復旧したデータの確認を行っていただきました。確認していただいたデータにはファイル破損がなく無事に復旧しているとのことでしたので、復旧成功と判断させていただきました。納品用媒体にデータのコピーを行って復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

不良セクタの発生しているハードディスクは、ファイル破損のリスクが少なからず発生します。過去にも必要なデータがすべて復旧できていた方がおられれば、ほとんどのデータが復旧できておらず復旧不可と判断せざるを得ない状態になっていたりとか非常に様々です。さらに解析作業が加わると、下記に削除しているデータなども復旧データとして出てくるため、お互いに判断が難しいところになってきています。初期診断の結果が出てきた際に必ずお伝えするようにしていますが、物理障害が発生していると、お客様がイメージされる100%の状態のデータというものが作業の結果としてご提示が難しいものになることをご理解いただいたうえで、ご相談、ご依頼いただけますよう、よろしくお願いいたします。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。