データ復旧事例

接続するとパソコンが固まるポータブルハードディスク(WDBU6Y0020BBK)からのデータ復旧(重度物理障害　和歌山県橋本市　個人事業主)

投稿日：2021.04.03 更新日：2021.04.03

メーカー：WesternDigital製(内蔵：WesternDigital製)
型番：WDBU6Y0020BBK(内蔵：WD20SMZW)
症状：認識せずパソコンにつなぐと固まる
障害：重度物理障害
費用：118,000円(税込129,800円)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

子供の動画や写真を保存していたハードディスクです。先日パソコンにつなぐと、パソコンが固まり認識しなくなってしまいました。USBを抜くとパソコンは正常に動き出すので、ハードディスクがおかしいと思い、分解して取り出してケーブルを変えてみようとしたのですが、ハードディスク自体にUSBの接続がついていたので、どうすればいいかわからず専門の業者を探すことにしました。このハードディスクにしか子供の写真が残っていないので、何とかデータを取り戻していただきたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみましたが一応認識はしているようでしたが、安定して動くように制御を行おうとしても全く反応がなかったため、部品交換や技術員による物理的な調整が必要となったため、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、破損部品の交換を行い、データ復旧の専用機器でも制御が行える状態にするために調整を行ってから、クローン作業を開始しました。クローン作業の結果、不良セクタなどのデータの読み込みを阻害するような状態は見つからず全体の領域取得に成功しました。クローンディスクのデータ領域へのアクセスを行い、データの存在が確認できたため、30ファイル程度のランダムオープン確認を行い、選択したすべてのファイルが正常に開けることが確認できました。

復旧作業の結果

データの一次取得を行い、取得データから復旧可能なデータのリストと写真データの一部のサムネイルと作成し、お客様に確認をお願いしました。お客様からの復旧成功と判断をいただけたので、納品用媒体にデータのコピーを行い、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

WesternDigital製のポータブルハードディスク以外にも、パソコンとの接続部分がUSBになっているハードディスクをリリースしているメーカーがあるため、最近のポータブル対応のハードディスクは注意が必要です。接続部分がUSBになっていた場合は、専用の機器でなければ、データの復旧は非常に困難なものになります。ハードディスクのトラブルが発生してしまったらクイックマンへぜひご相談ください。