データ復旧事例

ping通信はできるがデータアクセスができないテラステーションからのデータ復旧(物理障害　大阪市大正区　印刷業)

投稿日：2021.03.24 更新日：2021.03.24

メーカー：バッファロー製(内蔵：WesternDigital製)
型番：TS3400DN(内蔵：WD5000AAKX)
構成：500GB×4台構成、RAID5
症状：PING通信はできるがデータにアクセスができなくなった
障害：物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：2日程度

※オプション料金別

お客様より

PC担当者に10年程前に設置してもらったテラステーションで、急にデータが見れなくなりました。現在設置した担当者がおらず、少し詳しい人に確認してもらったのですが、PING通信は正常にできるけどデータが見れないとのことでした。AIやPDFの業務データがかなり重要なデータとして入っていますが、復旧は可能でしょうか？

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診断の結果

4台の内蔵ハードディスクをテラステーションから取り外し、それぞれを専用機器で診断を実施しました。1番と3番のハードディスクに不良セクタが発生していることが判りもう少し詳細な診断を実施しましたが、読み取りの調整を行うことで修復できそうな状態であったため物理障害として対応いたしました。

復旧作業にチャレンジです

1番と3番のハードディスクのクローン作業を専用機器を用いて行いました。両方とも99.99%以上の精度でクローン作業が完了しました元の2番・4番とクローンハードディスクの1番・3番をRAID解析機に搭載しRAID構成の解析を行いました。解析の結果RAID5であることが確認できたためRAID5を構築し、データの取り出し作業を行いました。

復旧作業の結果

取り出したデータを当社環境でオープン確認しました。結果、30個中30個のファイルが正常に開くことを確認しました。お客様にも動作環境が整っているノートパソコンをおこち込み頂きデータオープン確認を行っていただきましたが、重要なデータがすべて正常に復旧できていることを確認いただけました。

担当技術者より

今回お持ち込みいただいたテラステーションですが、お客様が鍵を紛失されていました。データ復旧クイックマンではテラステーションやLANDISK等メジャーなNAS機器のカギを保有しておりますのでお客様で紛失されている場合や機器のお持ち込み時に鍵を忘れてしまった場合でもご対応が可能です。メジャーな機器だけではなくマイナーな機器の鍵もそろっておりますのでご心配は無用です。