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ReadyNAS(レディナス)障害対応方法【データ復旧 が必要なケースについて】
目次
ReadyNAS(レディナス)とは?
ReadyNAS(レディナス)とは、
アメリカのコンピュータ機器の製造販売を行っているNetgear社のNAS製品です。
※NASとはNetworkAttachedStorageの略で、ファイルサーバーとして会社などでデータを共有する用途で使用されることの多い機器の総称です。
ReadyNASはアメリカやイギリスなどでの販売を主力としています。
日本でNAS製品というと、BUFFALOやIODATAの国内メーカー、
QNAPやSynologyなどの台湾メーカーの製品を見ることが多いですが、
インターネットで物を買うことが多くなった、ここ数年で
ReadyNASを使用されている企業様や個人様もお見掛けすることが多くなってきました。
ReadyNASの呼び方は、「レディーナス」ではなく「レディナス」が正式な呼び方のようです。
ReadyNASはReadyNAS OSという独自のOSで動作し、
「取得回数無制限のスナップショット」や「ReadyCLOUDリモートアクセス」などユーザに便利機能が標準装備されていますが、
ReadyNAS最大の特徴は先進的なファイルシステムBtrfsを採用してる点です!
BtrfsとはバターFS、ベターFS、BツリーFSなど様々な呼ばれ方をされますが、
Copy-on-Write(コピーオンライト)という仕組みを導入されています。
Copy-on-Write(コピーオンライト)とは、
データの書き換えを行う際に、既存のデータを上書きするのではなく、
ディスク上の新しい領域にデータの書き込みを行い、書き込みが完了した後に元のデータを削除するという仕組みです。
この仕組みのおかげで、データの読み書き時の不具合によるデータの喪失を防ぐことができます。
Btrfsを採用しているReadyNASは非常に堅牢性の高い(丈夫な)NAS機器といえます。
しかし、その反面、データ復旧会社の立場から見ると、
特殊なファイルシステムや、便利な機能を多く装備していりる機器は、システムの構成が非常に難しく、
障害が発生が発生してしまうとデータ復旧の難易度の高い厄介なNAS機器という側面もあります。
次の項目でReadyNASのトラブルの対応方法をご紹介させていただきます。
ReadyNAS(レディナス)の故障の原因
ReadyNAS(レディナス)に保存したデータにアクセスできない場合の原因の代表的なパターンは以下となります。
①ReadyNAS(レディナス)の筐体内蔵の基板の故障
ReadyNAS(レディナス)は機器本体に、必要な容量のHDDを設置して運用されます。
障害発生時にはHDDに障害が発生しているケースが多いですが、
機器本体の基板が損傷してる場合もデータへのアクセスはできなくなります。
②誤フォーマット、誤消去
操作ミスによるファイル消去やReadyNAS(レディ)のRAID構成の変更を行いデータが消失してしまう場合です。
スナップショットなど防止機能を有効にされていない場合にはデータ復旧が必要です。
ディスクを暗号化されている場合は、消去データを復旧できる可能性はほとんどない為、注意が必要です。
③電源ケーブルやLANケーブルの故障
データにアクセスができない場合、
ReadyNAS(レディナス)本体の故障と考えることが自然ですが、意外と多いのがこのケースです。
接続されてるLANケーブルや電源ケーブルを交換することで問題解決することも意外と多いです。
④内蔵HDDの損傷
HDDに障害が発生している場合は、
自力での復旧をあきらめデータ復旧の専門業者にデータ復旧を依頼されることをおススメします。
HDDの交換や入替、リビルド作業を失敗すると2度とデータを取り戻すことができなくなる可能性があり非常に危険です。
ReadyNAS(レディナス)で自力復旧をせずデータ復旧専門業者に依頼することが必要な症状
ReadyNASでデータにアクセスができなくなった場合には個別に様々な症状が発生していると思います。
その中でも、自力での復旧が難しく症状が悪化してしてしまう可能性のある注意の必要な症状は以下となります。
①電源が入らない
電源が入らない場合は、自力で復旧することが難しいことは明白です。
稀に、筐体を分解し電源周りを修理しようとされる方がいらっしゃいますが、
非常に危険で内蔵されているHDDの症状を悪化させる可能性もあります。
すぐに、信頼のおけるデータ復旧業者に相談するようにしましょう。
②ReadyNAS本体から異音がする
ReadyNASの筐体から異音が発生することはほとんどないので、
異音の発生元は内蔵されているHDDの可能性が高いです。
「カチカチ」や「ジー」「プー」といった音が発生している際には、
内蔵HDDが物理的に壊れていると考えられます。
この場合も自力での復旧は難しい為、信頼のおけるデータ復旧会社に相談するように相談しましょう。
③1本以上の内蔵HDDが認識していない
ReadyNASの内蔵HDDが1本以上認識していない場合についても、
HDDに物理的な障害が発生している場合が高く自力での復旧は難しいです。
原因が不明確な状態での、HDDの交換やHDDの順番の入れ替え、リビルド作業は非常に危険です。
HDDに記録されているデータが書き換わってしまい二度とデータを取り戻すことができなくなってしまう恐れもあります。
この場合も、信頼のおけるデータ復旧会社に相談することをおススメします。
④データ復旧会社に依頼することになる可能性の高いReadyNASのエラー表示
ReadyNASに保存しているデータにアクセスができず本体を確認すると、
LCDパネルにエラーが表示されている場合があります。
エラーには筐体自身のエラーやメモリ不足によるエラーなど様々なエラーがありますので一概にデータ復旧が必要かどうかはわかりません。
データ復旧が必要なのは、内蔵されているHDDに障害が発生している場合となります。
LCDに表示されるエラーでHDDに障害が発生している際に表示される可能性が高いものは以下の2点です。
「btrfs_merge_bio_hook+a0」
「btrfs_merge_bio_hook+a4」
両方ともにファイルシステムに関するエラーです。論理的にファイルシステムに不具合が発生している場合も、
物理的にHDDに不具合が発生している場合も、この2つのエラーが出ることが多いようです。
実際に当社にお問い合わせいただくお客様も、この2つのエラーを発生しているお客様が多数いらっしゃいます。
内蔵HDDに障害が発生していう場合は、自力で復旧を試みると症状を悪化させることも多いので、
信頼のおけるデータ復旧会社にご相談いただくことをおススメします。
専門業者のReadyNAS(レディナス)データ復旧の流れ
①ReadyNAS(レディナス)の内蔵ハードディスクの物理障害を診断する
まずは、ReadyNAS(レディナス)に内蔵されているハードディスクを取り外し
データ復旧の専用機器で物理障害が発生しいるかどうかを診断します。
不良セクタが発生していたり、内部の磁気ヘッドパーツが損傷している場合は、
そのまま作業を進めハードディスクの通電を繰り返すと症状が悪化する可能性が非常に高い為、最も重要な工程となります。
内蔵ハードディスクの物理障害の発生状況を正確に把握することがデータ復旧成功の秘訣です。
診断には、専門業者では通常PC3000というデータ復旧専用機器を使用します。
②物理障害に対しての処置および保全作業を行う
次に、物理障害の発生しているハードディスクの処置を行います。
専用機器でも制御をすることのできない重度物理障害が発生しているハードディスクについては
クリーンルームでハードディスクの分解・パーツ交換を実施した後に、
イメージファイルの取得、もしくはクローンハードディスクの作成を行います。
また、物理障害の発生していないハードディスクについても保全作業の為、
ハードディスクのイメージファイルの取得、もしくはクローンハードディスクの作成を行い複製の作成を行います。
以後の作業は、作成した複製を使用しデータ復旧作業を行います。
③論理障害に対しての処置を行う
物理障害の処置の後に論理障害に対しての処置を実施します。
具体的には、RAID情報の解析作業・再構築やファイルシステムの解析作業となります。
RAID情報の解析作業・再構築作業は、
個々のハードディスクを記録された情報から元の構成に必要な要素を見つけ出し再構築していく作業で、
パズルを解いていくような作業となります。
経験や知識があればあるほど、答えに早くたどり着けるというイメージの作業となりますので、
実績の豊富な業者の方がより早く正確なデータ復旧が可能となります。
④データの確保作業・復旧データの確認作業
全工程で確認できたデータを実際のハードディスクにコピーします。
コピーできたデータをランダムに選び正常に開けるかどうかの確認を行い、データ復旧率を出します。
以上が大まかな、一般的な専門業者のReadyNAS(レディナス)のデータ復旧の流れとなります。
データ復旧専門のクイックマンが考えるデータ復旧作業の重要な工程は、
「物理障害の正確な診断」と「データの保全作業」です。
データ復旧を行う上で、最も大切なことは、障害の状況を今以上に悪化させないことが最も重要で、
お客様自身でデータ復旧を試み「物理障害の正確な診断」と「データの保全作業」を軽視してしまった結果、
症状が悪化してしまうケースを多く見てきました。
データ復旧専門業者では無料で初期診断を行っている業者が多くあるので
ReadyNAS(レディナス)に障害が発生してしまった際には、まず専門業者に相談されることを強くおススメさせていただきます。
ReadyNAS(レディナス)のデータ復旧業者の失敗しない選び方
①RAID解析技術力のある業者か?ReadyNAS(レディナス)の復旧実績はあるか?
ReadyNAS(レディ)は、
他のNASでは使用していないBtrfsというファイルシステムを採用している為
対応実績のないデータ復旧業者では復旧できない可能性があります。
また、シンプロビジョニングという非常に難解なRAIDで構成されているケースもあり
RAIDの解析技術力の高いデータ復旧業者でないと復旧ができない場合もあります。
お問い合わせの段階で、ReadyNAS(レディナス)のデータ復旧実績があるかを聞くようにしましょう。
②電話対応で判断する
他社様のデータ復旧サービスに納得できずクイックマンにご相談をいただくお客様が多くいらっしゃいます。
詳しく話を聞いてみると
「症状が悪化するからすぐに送ってくれといわれた」
「他の会社では復旧できないといわれた」
など、最初の電話で強引な案内をされて違和感を感じていたそうです。
データ復旧業者に依頼をする際には、何社か電話をしてみて
一番信頼のおけそうな業者さんに依頼するようにすることをおススメします。
③口コミを確認する
Google口コミなどを確認するのも業者選定のポイントとなります。
口コミは一概に信用できない部分もありますが、
「復旧できないのに費用を請求された」
「対応が悪かった」
など明らかに満足度の低い口コミが多い業者さんは要注意です。
最後になりますが、クイックマンの宣伝をさせてください
データ復旧専門クイックマンは関西一円を中心として全国で営業を行っている
データ復旧専門会社です。
データ復旧歴10年以上のキャリアを持つ技術者が在籍しておりデータ復旧の
技術力には自信があります。
また、初期診断無料、完全成功報酬制ですので安心してご依頼いただけます。
今回ご紹介しましたReadyNAS(レディナス)の復旧も多く行っていますので
お困りの際にはご相談いただけますと幸いです。
対応可能なReadyNAS(レディナス)の機種一覧
ReadyNAS210シリーズ
ReadyNAS212 RN21200-100AJS
ReadyNAS214 RN21400-100AJS
ReadyNAS420シリーズ
ReadyNAS422 RN41220-100AJS
ReadyNAS424 RN42400-100AJS
ReadyNAS 426 RN42600-100AJS
ReadyNAS428 RN42800-100AJS
ReadyNAS 520Xシリーズ
ReadyNAS 524X RN524XE4-100AJS
ReadyNAS 526X RN526X00-100AJS
ReadyNAS 528X RN528XE4-100AJS
ReadyNAS 620X シリーズ
ReadyNAS 626X RN626X00-100AJS
ReadyNAS 628X RN628X00-100AJS
もちろんこれ以外の機種も対応可能です。
まずはお気軽にご相談ください。
クイックマン(S&Eシステムズ株式会社) フリーダイヤル:0120-775-200
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