データ復旧事例

データにアクセスできなくなったランディスクからのデータ復旧(物理障害　端末からデータにアクセスできない　大阪市生野区　建設業)

投稿日：2021.03.01 更新日：2021.03.01

メーカー：IOデータ (内蔵：東芝)
型番：HDL2-A4.0 (内蔵：DT01ACA200×2台)
症状：データアクセス不可
障害：物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：3日

※オプション料金別

お客様より

ある日突然データにアクセスできなくなりました。事務所で使っているファイルサーバー（HDL2-A4.0）で、見積の書類や図面・過去の写真等を大量に保存していました。取り戻せないと業務にかなり支障が出るデータがあるのですが、データを取り戻すことは可能でしょうか？どうぞよろしくお願いいたします。

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診断の結果

内蔵されている2台のハードディスクを専用機材で診断した結果、両方のハードディスクに物理的な障害（不良セクタ）が発生していることが確認できました。専用の機材であれば正常認識やハードディスクの制御が行える状態であった為、ハードディスクの物理障害として対応させていただくことをお客様に案内いたしました。

復旧作業にチャレンジです

まずは物理障害が発生している2台のハードディスクのクローン作成作業を行いました。負荷の調整を行いつつデータを読み取り、99.99％以上の精度のクローンを作成することができました。次に、クローンハードディスクでRAIDを構築し解析作業を行いました。お客様に事前にヒアリングした情報ではRAID1とのことでした。RAID情報の解析を行うとRAID1であることがわかりました。

復旧作業の結果

RAID1で構築した2台のクローンハードディスクを解析することでお客様のデータが解析機に表示されました。取り出せる状態になるまで解析を進め、データを一時確保しました。一時確保したデータをお客様に確認していただき、復旧できていると判断いただけましたのでご納品用のハードディスクへデータをコピーしお渡しいたしました。

担当技術者より

今回は６年程ご使用されていたLANDISKからのデータ復旧を行った事例でした。内蔵されているハードディスクは一般的なパソコン等に使われているものと同じモデルのものでした。NAS機器用のハードディスクと比べると耐久性が低くなっております。一般的に４～５年程が寿命のハードディスクの為、今回のLANDISKも物理的な障害が発生しています。ハードディスクは消耗品という考えを持ち、５年程で新しいものに交換することが望ましいです。