データ復旧事例

デスクトップパソコンで使用されていたハードディスク（ST2000LM007）からのデータ復旧(重度物理障害　大阪市福島区　飲食業)

投稿日：2021.01.28 更新日：2021.01.28

メーカー：Seagate
型番：ST2000LM007
症状：パソコンが起動しない
障害：重度障害
費用：118,000円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

顧客管理などで使用していたデスクトップパソコンのハードディスクです。ミーティングの為に席を外していて、戻ってくると、画面が真っ黒になっていました。電源を入れなおしてみたのですが、状態が一向に変わりません。お客様情報をこの1台で管理していたため、非常に困っています。取り急ぎ別のパソコンを準備してなんとか業務上は支障がなくなりましたが、過去のメールや写真のデータ、仕事で使用しているエクセルのデータが非常に大切です。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ったところ、通電開始時点から小さな音で、カチカチ音が発生していました。重度物理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

ヘッドの交換作業を行うため、ハードディスクの開封を行い、作業が可能化の確認を行いました。目視の範囲内では特に目立った損傷はなかったため、ヘッド交換を行い、専用機器にてクローン作業を行いました。クローン作業中に、不良セクタが発生しており、負荷調整を行って何とかクローン作業を続行し、95%程度の領域取得を行うことができました。フォルダやファイルの情報にアクセスできたため、取り急ぎデータの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

一時取得したデータのランダムオープン確認を行ってみました。30ファイル程度のオープン確認を行ってみましたが、10ファイルほどファイルが破損していた状態でした。メールデータも確認してみましたが、こちらは正常にデータの確認ができ、エクセルファイルについても一部のデータに破損が確認されました。納品時にお客様に最終の確認を行っていただきました。写真データについては破損が多かったのですが、何とかなるということと、エクセルについて破損していたデータは現状必要データとしては優先度が非常に低いデータであったため、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

最近のデスクトップパソコンでもポータブルハードディスクやノートパソコンで使用されている小さいサイズのハードディスクを使用されていることが多くなってきました。2.5インチハードディスクと呼ばれているのですが、他の復旧事例でも案内しています通り、カチカチ音が聞き取りにくいぐらいに小さいことがよくあります。電源が正常に起動しなくなってしまったら、無理せずにクイックマンへご相談いただくことをお勧めいたします。