データ復旧事例

【和歌山市からのお持ち込み】起動しなくなったLANDISKからの緊急データ復旧(物理障害　RAID0　和歌山県和歌山市　建設業)

投稿日：2020.12.23 更新日：2020.12.23

メーカー：IODATA　(内蔵HDD:TOSHIBA)
型番：HDL2-AH4.0　(内蔵HDD：DT01ACA200)
症状：机から落下させてしまいアクセスできなくなった
障害：重度障害
費用：149,800円(＋税)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

建設現場の事務所でファイルサーバとしてLANDISKを使用していました。不注意で机の上に設置していたLANDISKを落下させてしまいました。設置しなおして電源を入れてみましたが正常に起動しなくなっておりファイルにもアクセスができません。現場の図面や進捗管理のエクセルなどすぐにでも必要なデータのほとんどがLANDISKに保存されており大変困っています。状況から考えて素人判断でも重い症状だと思い技術力のありそうなデータ復旧会社を探しクイックマンに相談しました。できる限りはやく確実なデータ復旧を希望します。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵されている2台のHDDを取り出しそれぞれを専用機器で診断しました。1番HDDは通電時にモータが回転しない状態、2番HDDは通電時に異音が発生し正常に認識しない状態を確認しました。2台ともにHDDの分解作業をともなう重度障害向けの処置が必要な状態でした。

復旧作業にチャレンジです

1番HDDおよび2番HDDの開封作業を実施し内部状態を確認の上で、損傷している磁気ヘッドの交換を行いました。磁気ヘッド交換を行うことで2台ともの専用機器上で認識させることができた為、すぐにクローン作業を実施しました。落下による障害の場合、損傷した磁気ヘッドがプラッタ（データが保存されている記録面）を傷つけてしまうケースが多くありますが、幸いにも今回の場合、障害発生後に最小限の通電しか行っていなかった為、クローン作業は順調に進みました。作成した2台のクローンHDDよりRAIDの構成を確認したところRAID０で構成されていたことがわかり、RAIDの再構築を行うことでお客様の必要なデータやフォルダ構成を確認することができました。すぐにデータの確保作業を開始しました。

復旧作業の結果

確保したデータを当社内でランダムに確認した結果、30点中30点のファイルが正常に開けることを確認しました。クローン作業の過程も考慮し99パーセント以上のデータが正常に復旧できたと判断いたしました。万が一があってはいけないので、ご納品前にお客様にも直接データのご確認をいただき全てのデータが問題なく復旧できているとのご判断をいただくことができ、無事ご納品をさせていただきました。

担当技術者より

今回のデータ復旧では、建設現場の事務所とのことで一時的なファイルサーバとの認識でバックアップを取っていなかった事と設置場所も良くなかったと、お客様も悔やんでおられました。また、症状が重いとの判断で技術力のありそうなデータ復旧業者を探したところ和歌山県内では見つからずクイックマンの大阪心斎橋本店にお持ち込みいただきご対応させていただきました。今回はお持ち込みいただきましたが、クイックマンでは和歌山県への出張対応実勢もございますので遠方でお困りの際にはお電話でご相談いただければ幸いです。

【参考】