データ復旧事例

マウントしなくなったSeagate製ポータブルディスクからのデータ復旧事例(重度物理障害　大阪府箕面市　個人事業主)

投稿日：2020.12.17 更新日：2020.12.17

メーカー：Seagate(内蔵：Seagate製)
型番：1TEAPJ-500(内蔵：ST500LT012)
症状：Macでマウントしなくなった
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：6日程度

※オプション料金別

お客様より

データの保存場所として仕事やプライベートのデータを保存してきていました。1週間ほど前からハードディスクがマウントしなくなってしまったため、別のPCにつないだりして認識しないか試してみましたが、全く読み込みません。デザインを個人で行っているため、デザインのデータと子供の写真を何とかしていただきたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみました。通電開始時からお客様から伺っている通り何も反応がないな・・・と思っていると、微妙に小さな電子音が聞こえてきました。耳を当ててなんとか音羽判別できる状態で、モーターロックが発生しているとかくにんをしました確かに通電を行っても反応がないように思えたのですが、非常に小さな音でコツコツという音を確認しました。ヘッドの稼働不調によるイオン発生と判断し、重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、モーターロック状態の強制解除を行い、ヘッド交換作業を実施しました。ヘッド交換状態で専用機器通してクローン作業を行ったところ、一部領域に不良セクタを発生させながらもなんとかイメージ情報の取得を行うことができました。論理情報の確認を行ってみたのですが、データの存在が確認できなかったため、解析作業を行い取得できるデータをすべて取得しました。

復旧作業の結果

取得データのうち、写真のデータは確認可能であったため、ランダムのオープン確認を実施しました。一部フォルダ情報が変わっていましたが、データ的には問題がなさそうであったので、でざーん系のデータについてはお客様にご確認いただき、最終判断を行っていただくことにしました。お客様にMacを持ち込んでいただき、データの確認を行っていただくと、一部ファイル破損はあるもののデータの句見直しなどを行えば使えるであろうということで、復旧作業成功と判断させていただきました。納品用媒体にMacフォーマットでのデータのコピーを行い、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

Macからのデータ復旧の場合、Windowsではデータの確認ができないため、一度、Windows環境にデータや情報の取得を行ってからデータ復旧作業を行う形になります。復旧作業の完了後、Mac環境でも読めるようにデータのコピーを行っています。MACのデータ復旧でもWindowsと同じで不良セクタなどの影響がなければ基本的にすべてのデータを復旧できる可能性が十分にあります。Macのトラブルも対応しております。ぜひご相談ください！