データ復旧事例

自動修復が終わらず起動できないノートパソコン(PC-VJT25FZG3)からのデータ復旧事例(物理障害　起動できない　大阪府藤井寺市　医療サービス業)

投稿日：2020.12.07 更新日：2020.12.07

メーカー：NEC(内蔵：WesternDigital)
型番：PC-VJT25FZG3(内蔵：WD10JPVX-22JC3T0)
症状：自動修復が終わらず起動できない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：４日

※オプション料金別

お客様より

起動中に黒い画面で「自動修復しています」と表示されたのでしばらく待っていました。しかし、１日以上待っても画面が進まずどうしようもなかったので一度強制終了しました。その後もう一度起動しても同じように自動修復になり起動できなくなりました。医療用ソフトが入っていたパソコンで、ソフト自体は簡単に手に入るのですが作成データがこのパソコンの中に入っているので何とかデータ復旧できないでしょうか？

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵されているハードディスクを取り外し、専用機器で診断しました。診断の結果、不良セクタが発生していることを確認しました。専用機器で負荷調整を行うことで不良セクタの領域が読み取れる可能性がある為、データ復旧ができる見込みがあると判断しました。物理障害として対応いたします。

復旧作業にチャレンジです

障害が発生しているハードディスクのクローンを作成しました。まずは正常に読み取れる領域のデータを先にクローン化し、次に不良セクタの部分を負荷調整を行いながらクローン作成を行いました。負荷調整の結果、最初は読み取れなかったデータを大幅に減らすことに成功しました。全体の精度としては99.99%以上の精度でクローン作業が完了しました。作成したクローンハードディスクを解析し取り出せるデータをすべて確保しました。

復旧作業の結果

確保したデータのオープン確認を行いました。まずエクセルやPDF等の一般的なデータから３０個程度の確認を行い、すべて正常に開くことができました。次に医療用ソフトのデータの確認を行いました。お客様にソフトの入手方法を教えていただき、データを確認しました。専用ソフトのデータも正常に開くことが確認出来ました。

担当技術者より

今回は自動修復が実行され終わらずパソコンが使用できないといった事例をご紹介しました。ハードディスクの中のwindowsのシステム部分に不漁セクタが発生していたためにこのような状態になったものと思われます。自動修復が何時間待っても終わらないというときに強制終了して再起動を行うことは1～2回だけにしましょう。自動修復中はハードディスクが動作している可能性があるので、他のデータが破損してしまったりハードディスク自体が故障してしまったりする危険性がある為です。