データ復旧事例

ASUS製ノートパソコン(X552W)のデータ復旧事例(物理障害再起動繰り返す大阪府豊中市小売業)

投稿日：2020.11.19 更新日：2020.11.19

メーカー：ASUS製(内蔵：東芝)
型番：X552W(内蔵：MQ01ABD050)
症状：再起動を繰り返して正常に起動できない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：4日程度

※オプション料金別

お客様より

在庫や売り上げの管理はパソコンの方が便利がいいとすすめられ、パソコンを買ってお店の管理業務をやってきています。先日パソコンが起動しなくなり、何かがパッと表示されると、すぐにメーカーのロゴが出てまたパッと光ってといった感じです。業者への発注などもパソコンでするようになっていたためかなり困っています。エクセルとPDFのファイルがほとんどだと思います。何とかデータの復旧をお願いします。梅田が近いので持って行きます。

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診断の結果

専用機器で初期診断を行いました。起動から認識までは正常でしたが、論理情報の確認を開始すると、一部の領域にて不良セクタが発生していました。物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器上でクローン作業を行い、発生した不良セクタについては、負荷調整を行って読み出せる限りの情報を読み出しました。その結果、99.99%の領域取得に成功しました。論理情報の確認を行ってみると、データの存在が確認できない状態であった武、解析作業を実施しました。解析作業の結果、何かしらのデータの存在を確認できたため、データの一時確保を行ってからデータの精査を行うことにしました。

復旧作業の結果

一時取得したデータのフォルダのほとんどが元々のフォルダ名が変わっていたため、取り急ぎ、確認できる範囲内で、お客様データが復旧できているか確認を行ってみました。とりあえずはデータ自体は存在していそうであったので、お客様にデータの確認を行っていただくことにしました。お客様にデータの確認を行っていただくと、それっぽいフォルダの構成を拾っていけば必要なデータは見つかっていきそうということで、実際に必要なデータも確認できたため、復旧成功と判断しました。

担当技術者より

重度を含めた物理障害時のクローン作業で、限りなく100%に近い状態で領域の取得ができていたとしても、不良セクタの発生場所によっては、データの存在が確認できない場合もあります。もちろんそのような場合は、解析作業等を行い、データを救い出していきますが、フォルダやファイルの名称がかわってしまうというリスクも伴ってきます。今まで通りに使用できる状態というのが一番のベストとして対応を行ってまいりますが、状態によっては厳しくなることもご理解いただければと思います。