データ復旧事例

【特急出張対応】QNAPファームウェアアップデート失敗のTS251Dからの出張データ復旧事例(論理障害データ消失堺市堺区製造業)

投稿日：2021.04.23 更新日：2021.04.23

メーカー：QNAP(内蔵：WesternDigital)
型番：TS251D (内蔵：WD30EFRX )
構成：3.0TB×2台構成　RAID0
症状：ファームウェアアップデート失敗によるデータ消失
障害：論理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：現地作業48時間

※オプション料金別

お客様より

仕事で毎日使用しているQNAP製のNAS TS251Dに保存しているデータが消失しました。フォルダはあるものの保存していたデータが消えてしまいました。前日にファームウェアアップデートの通知がありファームウェアアップデートを行いました。電源を入れなおす等行いましたがデータは消えたままです。業務で滞りもでておりできる限り早くデータを復旧する必要があるので出張でのデータ復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

当社より技術スタッフがデータ復旧の専用機器を持ち込みお客様の会社にて診断作業を実施しました。内蔵されている2台のハードディスクの状態を確認したところ、2台ともに物理的な障害は見受けられませんでした。論理障害と判断しました。ただし、元のRAID情報が消失しており診断時点でお客様のデータを確認することはできませんでした。

復旧作業にチャレンジです

専用機器で内蔵されているハードディスクのクローン作業を行いました。作成した2台のクローンハードディスクの解析作業を実施しました。ディスクのバイナリー情報の確認を行い元々のRAIDを構築していただ情報の確認を行い。RAIDの再構築、スキャン作業を実施しました。結果として一部フォルダの構成が崩れていたもののお客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

ご納品用に確保したデータをお客様にご確認いただきました。一部にフォルダ構成が崩れている箇所があるものの重要なデータは全て復旧できていることと、正常に開けることが確認できました。お客様からも業務を正常化することができるとのご判断をいただくことができました。

担当技術者より

今回の復旧作業は、お急ぎとのことで出張データ復旧対応をさせていただきました。使用して間もないNAS機器とのことでハードディスクに物理的な障害は発生していませんでした。RAID情報が完全に消失しており重度の論理障害といえるレベルでした。何とかデータを取り出しお客様にご満足をいただくことができクイックマンの技術者も安堵することができました。Qnap機器のファームウェアアップデートは他のNAS機器に比べ頻度が高いようですが、確実に実施しないとデータのトラブルが発生する可能性もございます。Qnapの機器トラブルや日常の運用でお困り際はお気軽にご相談いただければ幸いです。