データ復旧事例

富士通製ノートパソコン(FMVA47JBC2)のデータ復旧事例(重度物理障害起動しない大阪府羽曳野市家具製造業)

投稿日：2020.09.09 更新日：2020.09.09

メーカー：富士通（内蔵HDD：東芝）
型番：FMVA47JBC2（内蔵HDD：MQ01ABD075）
症状：プップッと電子音がして起動しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：１週間程度

※オプション料金別

お客様より

家具デザインの図面を作るのに使用しているパソコンです。CADソフトで作業を行っているときにパソコンが固まってしまい、どうしようもなかったので電源ボタン長押しで強制終了させて再起動しようとしてみました。ところがパソコンが起動しなくなり動いているかの確認で耳を近づけると「プップッ」と電子音か機械音の様な音がしておりました。社内サーバーにコピーする前にこんな事になってしまい、とても困っています。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器に接続し初期診断を実施しました。まず初めに通電の確認をするとお客様から申告があったとおりプップップップッという電子音が発生しておりました。このような異音は、ハードディスク内部の磁気ヘッドがプラッタ（円盤）に固着してモーターの回転を妨げていることにより発生している場合が多く今回もその症状が発生していると判断しました。ハードディスクを開封し作業を行う必要があるため重度物理障害としてお客様に案内し作業に取り掛かりました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの開封を行い、状態の確認を行いました。想定通り磁気ヘッドがプラッタ上で固着していました。磁気ヘッドの固着解除を行い動作確認をしてみましたが、磁気ヘッドの挙動が不安定であったため磁気ヘッドの交換を行いました。交換後は正常に動作していた為ハードディスクのクローンを作成し、クローンハードディスクからデータを確保しました。

復旧作業の結果

確保したデータからオープン確認をしてみたところ３０ファイル中２９ファイルが正常に開くことができました。後日お客様にもデータの確認を行っていただいたところ、復旧をご希望されていたCADデータが正常に開くことができた為データ復旧成功とご判断いただけました。復旧できたデータをお客様にてご用意いただいた保存用外付けハードディスクにコピーし、ご納品させていただきました。

担当技術者より

業務で使用するデータのバックアップを取っているという方は多い方と思いますが、そのバックアップの手段（外付けハードディスク、DVD／ブルーレイディスク、USBメモリ、社内NASサーバー、クラウドサーバー…）が最適な方法であるかどうかを判っておられる方は少ないかと思います。バックアップ手段を見直す機会があれば、クイックマンにぜひお気軽にお問い合わせください。