データ復旧事例

【緊急対応】Seagate製ポータブルハードディスク(SGP-NZ020UBK)のデータ復旧事例(論理障害誤消去大阪市住吉区教育学術関連業)

投稿日：2020.06.25 更新日：2020.06.25

メーカー：東芝
型番：SGP-NZ020UBK(内蔵：ST2000LM007)
症状：操作ミスによる誤消去
障害：論理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：3日程度

※オプション料金別

お客様より

以前使用していた外付けのハードディスクの中のデータがあまりにも煩雑になっていたため、整理を行うために新しくハードディスクを購入してデータの移動をさせていました。一通りの作業が終わったと思い、古いハードディスクをフォーマットするはずが、新しいハードディスクをフォーマットしてしまいました。データを移動させていたため、古いハードディスクには元データが一切残っていません。新しいハードディスクからデータを取り出すことは可能でしょうか？また、最終の校正などからよく待てて3日程度しか残っていないので、急ぎでのデータ復旧をお願いしたいです。

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診断の結果

念のために専用機器にてお預かりしたハードディスクの状態を診断しました。特に物理的な障害が見当たらなかったため、論理障害で対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器を使用しての、クローン作業を開始しました。もちろん読み込み不良などは発生せず、100%領域の読み出しは成功しました。クローンディスクを使用しての解析作業を開始しました。いくつかのパターンの解析結果を得たため、データの一時確保を行い、確認を行ってみました。データ量的におおよそで伺っていたデータ量を確保できていましたが、フォルダ情報が破損していたため、伺っていたフォルダ名のデータを確認することができませんでした。ランダムのオープン確認では30ファイル中30ファイルすべて開くことができたため、お客様にデータ確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

3パターンほどの解析結果を確認していただきました。その中の一つが、フォルダ名は変わっているが元の構成に近いということで、重点的に確認を行っていただきました。確認いただいた結果、元の構成の最上層に当たるフォルダの名前は変わってしまっていたが、それ以外はほとんど変わっていなかったということで、復旧成功と判断いただけました。納品用媒体に確認いただいたデータをコピーし、復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

クイックマンでは解析作業を行う際は複数の解析ツールを使用して、データ復旧に当たっています。それぞれのツールでフォルダの構成等の再現性に対して違いがあるため、同じ媒体の解析を行っても見えてくる結果が変わってきます。そのため、作業にて使用したツールごとにデータの一時確保を行い、総合的に判断を行っていただくようにしています。