データ復旧事例

ST1000DM003(Seagate製）重度物理障害からのデータ復旧事例(重度物理障害カラカラと異音が発生大阪市浪速区システム開発業)

投稿日：2020.06.22 更新日：2020.06.22

メーカー：Seagate
型番：ST1000DM003
症状：カラカラと異音が発生しパソコンに認識しない
障害：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間

※オプション料金別

お客様より

会社で使用しているパソコンが立ち上がらなくなりました。電源ボタンを押すとカラカラと音が発生しブルースクリーンになります。BIOSでハードディスクが認識してない様子だったので、内蔵されているハードディスクと取外し外付けキッドで確認しました。モータが回転し異音が発生した後にモータが回転しなくなります。物理的にハードディスクが壊れている可能性が高いと判断し、専門業者に依頼することがにしました。システムの開発を行っていますが開発の進捗を管理するエクセルや、その他も重要なデータが保存されているので何とかデータの復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

内蔵ハードディスクのみを当社心斎橋店にお持ち込みいただきました。その場で専用機器で診断を実施した結果、お客様のご申告通り通電時に異音が発生しモータが停止する状態を確認しました。ハードディスク内部の磁気ヘッドが損傷している際に発生する典型的な症状です。データを復旧する為には、ハードディスクの分解作業を実施し損傷してる磁気ヘッドの交換作業を行う必要がある為、重度の物理障害と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

塵やほこりの発生しないクリーン環境でハードディスクの分解作業を実施し磁気ヘッドの交換を行ったところ専用機器で錦させることができました。障害ハードディスク（ST1000DM003)の動作を制御しながら、クローン作業を実施しました。クローン作業が半分程度進んだ時点で磁気ヘッドが損傷した為、再度磁気ヘッドの交換を実施しました。クローン作業と磁気ヘッドの交換作業を繰り返し最終的には99%以上の精度のクローンを作成することができました。作成したクローンハードディスクよりデータの確認を行ったところ事前にお客様からお伺いしていた重要データを確認することができました。

復旧作業の結果

一時確保したデータを元に、当社内でデータのオープン確認を行った結果、30点中30点のデータが正常に開けることを確認しました。店頭でお客様にも実際に復旧できたデータをご確認いただき問題なく復旧できているとご判断いただくことができました。以上のことより99%以上の復旧率と判断いたしました。

担当技術者より

ST1000DM003は、数年前まで流通量が非常に多いハードディスクでした。デスクトップパソコンやLANDISK、TeraStationなどのNAS機器、サーバ機器になどあらゆる機器に内蔵されています。その分、障害の発生も多く、当社でもこれまで多くのST1000DM003のデータを復旧してきました。重度物理障害の場合の復旧難易度は最高レベルとまではいかないまでも、難易度の高い部類のハードディスクですので、障害が発生した際は、技術力の高い専門業者に依頼されることをおススメいたします。当社にもご相談いただければ幸いです。