データ復旧事例

LaCie製NAS(LCN-2B2TE2)のデータ復旧事例(論理障害長期保管大阪府守口市空間デザイン業)

投稿日：2020.05.01 更新日：2020.05.01

メーカー：LaCie(内蔵：日立)
型番：LCN-2B2TE2(内蔵：HUA722010CLA330)
構成：1TB×2台構成、RAID0
症状：ディスクエラーによる認識不良
障害：論理障害
期間：4日程度
費用：59,800円(＋税)～

　　　　　　※オプション料金別

対応：梅田大阪駅前店

お客様より

過去に対応した案件をいつでも見直せるようにとバックアップもかねて保管していました。ほとんどの場合が一元のお客様なのですが、数年前に依頼をいただいた方から改めて依頼をいただくことになりました。前回と同じような感じでというオーダーであったため、LCN-2B2TE2に保存していたデータを確認しようとしたのですが、データにアクセスができなくなってしまっていました。図面の納期との兼ね合いからできる限り早めにデータをいただくことはできませんでしょうか？梅田大阪駅前店に持ち込みます。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断を行ってみました。2台ともこれといった物理的な障害は見受けなかったため、論理障害で対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にて2台のハードディスクのクローン作業を行いました。作成したクローンディスクからRAIDの再構築作業を実施したのですが、お客様からはミラーリングと伺っていたのですが、実際はRAID0(ストライピング)で構成されていることがわかりました。論理領域へのアクセスが正常に行えることを確認してから、データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

作業の結果、データの復旧は成功です。重要データがCADデータであったため、お客様にデータ確認環境を準備いただいてデータの確認を行っていただきました。その後、復旧データとして納品用媒体にデータをコピーしお渡ししました。

担当技術者より

一時期のハードディスク2台構成のNASあるあるですが、型番的にはRAID1(ミラーリング)の構成で販売されているはずなのですが、導入前に確認すると実はRAID0だったということがよくありました。型番からのミラーリングで間違いないという方には、公開できる範囲内でRAID情報を確認いただいたこともあります。現在販売されている機器については、そのようなことはありませんが、新たに複数台のディスクでRAIDが組まれているNASを導入される場合は、管理画面からRAIDの構成を確認して必要に応じてく見直しを行っていただくことをお勧めいたします。