データ復旧事例

アクセスができなくなったLANDISKからのデータ復旧（大阪市城東区　印刷関連業）

投稿日：2020.04.28 更新日：2020.04.28

メーカー：WesternDigital(アイ・オー・データ)
型番：WD20EZRZ(HDL2-AA4.0)
症状：認識不良によるアクセス不可
構成：2TB×2台構成、RAID0
障害：論理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：2日程度

対応：梅田大阪駅前店

※オプション料金別

お客様より

データのバックアップ先として大容量化させるためにRAID設定を変更して使用していました。お客様からの要望で一部データの変更依頼があったため、LANDISK接続しようとすると、ネットワーク上に存在していない状態でした。再起動などを試してみましたが、症状が改善されません。データが今すぐに必要というところまではないですが、早めに必要なデータではあるため、データ復旧をお願いいしたいです。梅田大阪駅前店へ持ち込みたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を実施しました。使用されている2台のハードディスクともに物理的な障害はなかったため、論理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

作業を安全に行うために専用機器にてクローン作業を実施し、作成したクローンディスクからデータの復旧を行うことにしました。RAIDデータ専用復旧機器に接続し、確認できたRAID情報の再構築を行いました。データは確認できる状態だったのですが、1ファイル当たりの容量が少なく、ファイル数がかなり大量であったため、重要度の高いデータをお伺いし、お客様に確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

確保したデータの中で、弊社環境で確認できるデータを取り急ぎ確認いただきました。15ファイル程度確認いただきすべて開くことができたため、復旧成功と判断しデータをお渡ししました。残りのデータについては再度全データ取得を行い、4日後に最終のデータ納品を行いました。

担当技術者より

RAID0は構成されているハードディスクすべてが正常に認識されないと、中のデータを読むことができません。仮に重度の物理障害となると、ハードディスク自体に傷が入っているだけで、ファイル破損が発生し、必要なデータが戻ってこない可能性が出てきます。データの読み書きのための速度が理論上早くなる構成ではありますが、データの安全性については低いため、他のRAID構成をご利用いただくことをお勧めします。