データ復旧事例

デスクトップが表示された瞬間に再起動が始まるノートパソコンからのデータ復旧(大阪市北区　自営業)

投稿日：2020.04.14 更新日：2020.04.14

メーカー：WesternDigital
型番：WD5000LPVX-80V0TT0
症状：起動ループが発生している
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：1週間程度

対応：梅田大阪駅前店

※オプション料金別

お客様より

昨日までは問題なく使えていたのですが、今日仕事で使用していると、突然電源が落ちてまた、起動するような状態になりました。しかもデスクトップが表示されたタイミングで画面がいきなり黒くなり、メーカーのロゴが表示されてしまいます。梅田大阪駅前店が会社から歩いてすぐのところなので持っていきたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの初期診断を行ったところ、一部データが読めない領域が発生していました。物理障害での対応となることをお客様にお伝えし、復旧作業を開始しました。

復旧作業にチャレンジです

不良セクタが発生していたため、ディスククローン作業を実施しました。作業自体は99%以上の領域を読み出すことに成功しました。パーティション内のデータにアクセスし、30ファイル程度のランダムオープン確認を行ってみましたが、すべて問題なく開くことができました。

復旧作業の結果

お客様にデータの確認作業を行っていただきました。請求書のエクセルが特に重要で、本当ならすでに印刷が終わってお客様に送っていなければいけなかったので、とりあえず請求書が開けてよかったととても喜んでいただけました。データのお渡しを行い、復旧作業完了とさせていただきました。

担当技術者より

不良セクタが発生しているハードディスクを無理にパソコンで読み込ませようと繋ぎ続けていると、ハードディスクじたいが高負荷状態になり、破損するといったことが発生します。ハードディスクが高負荷状態になりにくいように、不良セクタ部分を読み飛ばしてハードディスクを複製することで、安全にデータを取り出すことができるのですが、不良セクタの位置によっては、今回のように起動ループが発生した入り、ファイルシステムが読めなくなったり、ハードディスクそのものが認識できなくなったりと様々なトラブルが発生します。しっかりとバックアップを行うことで、パソコンが起動できなくなくても業務は何とかなることがあります。バックアップは忘れずに行ってくださいますよう、よろしくお願いいたします。