データ復旧事例

突然カチカチ音が発生した外付けハードディスクからのデータ復旧(大阪府摂津市　倉庫業)

投稿日：2020.03.26 更新日：2020.03.26

メーカー：WesternDigital
型番：WD20EARS-00MVWB0
症状：ディスクユーティリティで認識しない
障害：物理障害
費用：118,000円(＋税)～
期間：4日程度

対応：梅田大阪駅前店

※オプション料金別

お客様より

請求書や管理用のデータを、保存しているハードディスクです。ここ数日、ファイルを開くときや、データを保存するときなどにたまにカチカチなることがあったため、そろそろ交換をしようかと新しいハードディスクを物色しているときでした。突然カチカチとなりだし止まらなくなってしまいました。一度USBを抜いてさしなおしても状態は変わりません。ケースから出して直接つないでも症状は変わりません。梅田大阪駅前店での診断をお願いしたいです。

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診断の結果

専用機器にて初期診断を行いました。電源を入れるとすぐにカチカチ音が鳴り出し、制御を行うことができなかったため、重度物理障害での対応が必要と判断しました。

復旧作業にチャレンジです

ヘッド交換を行うために、ハードディスクの開封を行いました。ディスクの状態を確認してみたのですが、目立つような大きな傷もなかったため、ヘッド交換作業を開始しました。ハードディスクの認識を確認できたためそのままクローン作業を開始しました。途中、3回ほどヘッド交換を行って、データ領域の情報を99%以上取得することができました。クローンディスクを復旧機器に接続すると、フォルダやファイルの存在が確認できたため、ランダムでのデータオープン確認を行い、どのファイルも正常に開くことができるのを確認し、お客様に各印していただくことにしました。

復旧作業の結果

お客様にデータの確認を来なっていただきました。重要なデータ柄重要度の少し低いデータまで問題なく開くことができたため、復旧成功と判断していただき復旧データとしてお渡ししました。

担当者より

重度障害についてですが、ディスク面に傷が入っていると、それだけでヘッドが破損するというリスクがあります。今回は目視の範囲内ではありますが、傷がなかったようでしたので、ヘッド交換し復旧作業が成功しましたが、場合によっては復旧作業が成功しないときもあります。重度障害が起きても問題なく業務を続けていただくにはバックアップが必須となります。