データ復旧事例

外付け化して使用していたがアクセスできなくなったSSDからのデータ復旧(大阪府四条畷市　システム販売業)

投稿日：2020.03.22 更新日：2020.03.22

メーカー：東芝
型番：THNSNJ128GMCT
症状：ドライブにアクセスできない
障害：論理障害
費用：39,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

大容量SSDに換装して使用用途がなく余っていたため、外付けケースに入れて携帯用に使用していました。客先から戻ってきて、ヒアリング情報との確認のために預かってきたデータをお悪人しようとすると、USBに接続してもパソコン側から全く反応がなくなっていたため確認してみると、パーティション情報が完全に欠落してしまっていました。フリーソフトなどを試そうかと思いましたが、お客様から預かっているデータがあるため、専門業者に依頼しようと思い、クイックマンさんにお願いすることにしました。様々なデータがありますが、アクセスのデータが最重要です。作業期間があまりないため、できるだけ早くデータがいただければと思います。

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診断の結果

お預かりしたSSDの初期診断を行いました。SSD自身の認識には問題ありませんでしたが、ファイルシステムやパーティション情報が完全に読めなくなっていました。一部の領域をランダムに取得してみると、不良セクタが発生していました。物理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

まずはディスクイメージの取得作業を行いました。ほんのわずかですが、不良セクタがあったものの、全体のイメージ取得作業は大きな問題もなく完了させることができました。取得イメージを確認してみましたが、初期診断と状態はあまり変わっていなかったため、解析作業を実施しました。いくつかの解析ツールを使用し、フォルダ構成の復元状態を確認し、精度が一番高い解析結果のデータを一時確保し、お客様に確認していただくことにしました。

復旧作業の結果

一時確保時点のデータでほとんどのフォルダの構成が元に戻っていませんでしたが、一部のデータが開くとほぼ元通りのフォルダ構成が確認できたため、まずは確認できうる範囲で必要なデータの確認を行っていただきました。確認いただいた中のデータには既に削除済のデータも多かったのですが、必要なデータが確認でき、正常に開くことができたため、復旧データとしてお渡ししました。は無事に復旧できていたため、復旧成功データとしてお渡ししました。

担当者より

今回のようなケースの場合、作業を進めていくとまったくイメージ取得ができなくなり重度対応を行わざるを得ないというリスクもあったのですが、無事にデータの復旧が成功し正直ほっとしました。重度障害になるか、そうでないかのところは紙一重なところがあります。もっと軽度な障害であっても作業を行うと重症化することがあります。今回はバックアップを行う以前にトラブルが発生してしまいましたが、少しの時間を惜しんでバックアップを行わずトラブルを発生させるより、少しの時間でもバックアップ作業に充てていただくことでトラブル回避は可能です。大切なデータはぜひバックアップをお願いいたします。