データ復旧事例

異音発生のデスクトップ内蔵WesternDigital黒ラベルハードディスクからデータ復旧（大阪府堺市北区　製造業）

投稿日：2020.03.18 更新日：2020.03.18

メーカー：WesternDigital
型番：WD5003ABYX-50WERA1
症状：Windowsが立ち上がらない。カチカチと異音が発生している。
障害：重度障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：10日

※オプション料金別

お客様より

仕事で使用しているデスクトップパソコンが立ち上がらなくなりました。電源を入れてもWindowsが立ち上がりません。パソコンから内蔵ハードディスクを取外しUSB接続のケーブルで別のパソコンに接続してみました。カチカチと異音が鳴りまったく認識しません。社内ではどうすることもできないので専門業者に依頼することにしました。製造ラインで作られた製品の品質管理のソフトのデータが一番重要です。データ復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

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診断の結果

お持ち込みいただいた内蔵ハードディスクを専用機器で診断しました。通電直後にカチカチと異音が発生した後にモータが止まるという症状を確認しました。ハードディスクのヘッド部品が損傷している際に発生する典型的な症状です。データを復旧する為には、ハードディスクを分解し、損傷しているヘッド部品を交換する必要があります。重度の物理障害と判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクのヘッドの交換作業を実施しました。交換用のヘッドは、同型番のハードディスクのヘッドを使用します。ほとんどの場合、ハードディスクのラベル等から適合するパーツを判断しますが、ウェスタンデジタルの場合、実際に交換作業を実施してみないと適合するかどうかが判断できない場合があります。今回は正にそのケースでした。ヘッド交換の作業を7回実施しハードディスクを認識させることができました。認識後、すぐに専用機器で制御しながらクローンハードディスクの作成を行いました。作成したクローンハードディスクから、お客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

当社内でエクセル、ワード、PDF、写真などのデータをランダムで開いてみた結果、30点中30点のファイルが正常に開けることを確認しました。お客様の最重要なデータが品質管理ソフトの特殊データであった為、当社内での確認ができませんでした。お客様に特殊データの確認ができるノートパソコンをお持ち込みいただき店頭でお客様にご確認いただきました。結果として、専用ソフトのデータも含め必要なデータは全て復旧できているとのご判断をいただくことができました。

担当技術者より

ハードディスクの部品交換について、今回のケースのように複数回の交換作業を実施することがあります。ハードディスクの分解作業はハードディスクの状態を悪化させてしまうリスクもありますので、今回のようなケースの場合、熟練の技術者が作業を実施する必要があります。異音が発生するなど重篤な症状の場合は、技術力の高いデータ復旧会社に依頼されることをおススメいたします。