データ復旧事例

落下させてしまった東芝製外付けハードディスクからのデータ復旧（大阪府枚方市　建設業）

投稿日：2020.03.02 更新日：2020.03.02

メーカー：東芝
型番：DT01ACA200
症状：落下させてしまい異音が発生している。
障害：重度障害
費用：118,000円(＋税)～
期間：1週間前後

※オプション料金別

お客様より

建設現場で使用していた外付けハードディスクを使用中に机から落下させてしまいました。ケースが破損してしまい接続することができなくなりました。事務所内でパソコンに詳しいものに見てもらいました。内蔵されているハードディスクを直接パソコンに繋ぐUSB変換ケーブルで接続してみたがカチカチ音がなり認識させることができないとのことでした。エクセルやワード等の書類や、現場で使用するCADのデータが保存されているので何とかデータの復旧をお願いいたします。

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診断の結果

専用機器で内蔵ハードディスクの通電確認を行いました。お客様からお聞きした通りカチカチという異音を確認いたしました。専用機器でも認識させることができない為、重度障害と判断しました。データを復旧する為には、ハードディスクのパーツ交換を伴う作業が必要となります。

復旧作業にチャレンジです

クリーン環境でハードディスクの開封確認を行い、記録メディアにスクラッチがないことを確認した上で、損傷しているヘッドパーツの交換作業を行いました。ヘッドパーツを交換することで専用機器で認識させることができました。パーツ交換はハードディスクの修理ではなく、データ復旧を行う為の応急処置ですので、いつ再度障害がおきるかわかりません。専用の機器で障害ハードディスクの制御を行いながら、記録情報を正常なハードディスクに書き写しクローンハードディスクの作成を行いました。結果として、作成したクローンハードディスクよりお客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

一時確保したデータをお客様にご確認いただきました。必要データの有無、フォルダの構成、データが開けるかどうかのご確認をいただき全てのデータが問題ないことが確認できました。

担当技術者より

今回、データを復旧させていただいた東芝製のハードディスクですが、何故かはわからないのですが落としてしまったというお問合せが多い型番となります。落下させ異音が発生している場合でもパソコンで認識する場合がありますが、異音が発生している時点で物障害が発生している可能性が非常に高く、症状を悪化させてしまうことが多くあります。ハードディスクで異音が発生している場合は、無理に通電をさせずに専門業者にご相談いただくことをおススメいたします。