データ復旧事例

再起動を繰り返すデスクトップパソコンからのデータ復旧（大阪府大東市　小売業）

投稿日：2020.02.20 更新日：2020.02.20

メーカー：Seagate(HP)
型番：ST1000DM003(280 G3 SFF)
症状：突然再起動が始まり、正常に起動できない。
障害：論理障害
費用：39,800円(＋税)～
期間：1週間前後

※オプション料金別

お客様より

仕入れや売り上げの管理を行っているパソコンです。電源を入れて正常に起動したことを確認し、しばらく放置して戻ると、青い画面が表示されて少ししてから起動がするのですが、ほどなくして青い画面が表示されるというループ状態が発生していました。仕入れの情報は入力するだけなので、多少時間がかかっても大丈夫ですが、売り上げの情報が請求書を発行するためにどうしても必要です。できるだけ早くデータがほしいのと、できればこのパソコンを改めて使用できるようにしてほしいです。

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診断の結果

使用されているハードディスクを取り出し、初期診断を行いました。専用機器上では正常に起動し、データ領域も問題なく確認できたため、論理障害用のデータ復旧機器に接続して診断を続行しました。その結果、ハードディスクは認識するのですが、データ領域へのアクセスが、できていないようで、内部のフォルダやファイルの情報を読みだすことができない状態でした。論理障害での対応となります。

復旧作業にチャレンジです

初期診断で拾えなかったエラーを判別することもかねてクローン作業を実施しました。クローンディスクは100%の状態でハードディスク上の情報を読み出すことができました。論理障害用データ復旧機器に接続して状態の確認を行うと、フォルダやファイルの情報が確認できる状態になっていました。データの取得作業を行い、お客様にデータの確認を行っていただくことにしました。

復旧作業の結果

同時進行でWindowsの再インストール作業という修理対応を行っていたころもあり、設定後のパソコンの起動確認と一時取得したデータのご確認を同時に行っていただきました。必要なデータの確認を行っていただくと、すべて元通りに戻っていると、非常に喜んでいただけました。パソコンも正常に起動できる状態であったため、復旧データとしてお預かりしたデスクトップパソコン内に保存し、お渡ししました。

担当技術者より

再起動のループが発生すると、ほぼ間違いなく、Windowsの基本的なコアになる情報が破損してしまっている可能性が高いです。ただし、今回のような論理障害で済むことがあれば、物理障害が発生していたり、重度の物理障害でパーツ交換が必要な状態であったりと、症状は決め打ちで一つに絞り切れるものではありません。できればクイックマンのようなデータ復旧専門業者にお持ち込みいただき、診断を受けていただくことをお勧めいたします。