データ復旧事例

2台とも重度物理障害が発生してしまったLANDISKからのデータ復旧（大阪市東成区　OA機器販売業）

投稿日：2020.02.10 更新日：2020.02.10

メーカー：アイ・オー・データ
型番：HDL2-AA2
症状：カチカチという音がする
障害状態：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪市東成区　OA機器販売業）

客先に導入したLANDISKが使えないということで訪問して状態の確認を行いました。確認してみると、電源を入れてほどなくしてカチカチという音がしていました。お客様に確認すると、ここ半年くらいは途中で遅くなったりしてたけど使えていたから気にしてなかったが、今日の朝急に使えなくなったということでした。よく音を聞いてみると、カチカチ音が2重に聞こえている感じです。どちらのハードディスクがいつどうなってしまったかという経緯はよくわかりませんが、お客様よりできるだけ早くデータがほしいということで、預かってまいりました。ミラーリングで運用していることは導入時点で確認しております。エクセルとみつも郎のデータが最重要です。

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診断の結果

LANDISKで使用されているハードディスクの状態ですが、2台ともカチカチ音が発生している状態でした。診断の結果、重度障害であることをお伝えし、エンドユーザー様に作業のご依頼をいただけるかの確認を行っていただきました。

復旧作業にチャレンジです

エンドユーザー様より、作業許可をいただけたので、まずは1番のアレイに接続されているハードディスクの復旧作業を開始しました。3回ほどのヘッド交換作業で何とかハードディスクの磁気情報を99%以上取得することができました。データの一時確保を行い、エンドユーザー様に同席いただいてデータの確認を行っていただきました。

復旧作業の結果

エンドユーザー様よりは、フォルダはほとんど間違いはないが一部ファイル破損が発生していることを確認いただきました。数ファイルの重要データの破損がありましたが、業務的にはほぼ必要なデータが揃っている徳ことでしたので、復旧データとしてお渡ししました。お客様からのリクエストで、もう1台のハードディスクの状態確認依頼をいただき、開封確認を行ったところ、こちらのハードディスクはスクラッチが発生しており、作業ができない状態でした。

担当技術者より

複数台のハードディスクを使用して構成されるRAIDですが、構成によっては1台故障しても継続して使用はできます。それでも故障はあくまで故障です。バックアップが完全でなければ、故障が発覚した時点で早急に全データのバックアップもしくはデータ退避を行っていただき、最悪の事態を招くことの内容、リスクマネジメントを行っていただければと思います。特に重度物理障害までハードディスクの障害が進んでいると、データを復旧できないというリスクが付きまとってまいります。未然に防止できるトラブルで事業が立ち行かなくなるリスクは少しでも避けていただきますよう、よろしくお願いいたします。