データ復旧事例

ポータブルハードディスク(HD-PNT1.0U3)のデータ復旧事例(重度物理障害分解対応が必要大阪市鶴見区製造業)

投稿日：2020.01.31 更新日：2020.01.31

メーカー：ウエスタンデジタル(バッファロー)
型番：WD10JPVX(HD-PNT1.0U3)
症状：モーターロックによる重度物理障害
障害：重度物理障害
期間：1週間程度
費用：99,800円(＋税)～

　　　　　　※オプション料金別

対応：梅田大阪駅前店

お客様より

主に検査写真と関連書類を保存していました。昨日の昼過ぎ位にHD-PNT1.0U3の上に物を落としてしまいました。ちょっとしてハードディスクにアクセスをしようとしたのですが、アクセスができなくなっていたため、様子を見ると、つないだ時に光るランプが消えていました。別のパソコンでも試してみましたがランプがつかず、システム担当によるとデータ復旧業者で分解してもらわないと無理かもという答えでした。1～2週間くらいの間に何とかデータをいただければと思っています。梅田大阪駅前店で診断をお願いしたいです。

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診断の結果

ランプがつかないということであったため、まずは通電確認を行ってみました。確かに起動している様子は感じることはできませんでしたが、非常に小さな音でプップップップという電子音が発生していました。重度物理障害と判断し、お客様にはモーターロックの状態と状態によってはハードディスクを分解し、部品の交換が必要であることをお伝えしました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクを開封し、モーターロックの強制解除を行い起動確認を行ってみました。モーターの起動は確認できるのですが、ヘッドが破損していたため分解を行ってのヘッド交換作業を実施しました。3回ほどのヘッド交換を行うことで、99.8%以上のデータの領域を読み出すことに成功しました。クローンディスクよりデータの確認を行うと、フォルダの構成等が確認できたため、ランダムのデータオープン確認を実施後、データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

お客様にデータの確認を行っていただきました。今回必要なデータの一部に破損がありましたが、それ以外のほぼすべてのデータは問題なく復旧できていたということで、復旧成功させていただきました。

担当技術者より

今回のようなモーターロックやヘッド損傷の場合、ハードディスクを分解(開封)しての作業が必須となります。ただし、分解作業はデータが書き込まれている内部ディスクをむき出しにしての作業となるため、慎重かつ高度な技術が求められる作業となっています。クイックマンの分解作業技術者は分解技術について徹底した教育を受けたものが業務を行うため、信頼度の高い作業を実現しております。また、分解作業が必要であっても、お客様からの許可がない限り、絶対に開封を行いませんので、安心してクイックマンにご依頼いただければと思います。