データ復旧事例

「Red Hat Enterprise Linux」をOSとして使用しようしているサーバ内蔵HDDからのデータ復旧（大阪市北区　システム開発会社様）

投稿日：2020.01.27 更新日：2020.01.27

メーカー：WesternDigital
型番：WD60EFRX（3台構成）
症状：ハードディスクに通電をさせてもモータが回転しない。
障害状態：重度障害
費用：149,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪市北区　システム開発会社様）

RedHatをOSとして使用しているサーバにアクセスできなくなりました。内蔵されているハードディスクをUSB変換ケーブルで他のPCに接続してみてもモータが回転せず通電している様子がありません。当方、システム開発を行っているのでデータ復旧について、ある程度の知識はありますが、今回のケースだと重度障害の可能性が高く自力で復旧をすることは難しい状態です。大阪で技術力のありそうなデータ復旧専門の会社を探しクイックマンに依頼をすることにしました。復旧させたいデータは、写真のデータと自社開発アプリのデータです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

ハードディスクのみをクイックマン大阪梅田店にお持ち込みいただきました。専用機器で3台のハードディスクを診断したところ、お客様かお伺いした通り、制御基板が損傷しておりモータが回転しない状態を確認いたしました。データを復旧する為には、損傷している基板の修復作業を実施する必要があると判断しました。

復旧作業にチャレンジです

ハードディスクの制御基板の調整作業を実施した結果、3台ともに通電時にモータが回転し認識させることができました。専用機器で制御をした状態で、3台のクローンハードディスクを作成しました。作成したクローンハードディスクでRAIDの再構築を行った結果、RAID5を構築することでお客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

一時確保したデータの内、当社の環境で確認のできる写真やテキストファイルを30点ランダムに確認しました。30点全てのファイルが問題なく開けることができました。また、お客様が独自開発されたシステム内のデータについては当社内での確認が難しい為、お客様の会社へご訪問させていただき確認していただきました。結果、全てのデータが正常であるとのご判断をいただくことができました。

担当技術者より

今回は、内蔵されている3台のハードディスクの制御基板に同時に障害が発生するという少し珍しいケースでした。3台ともに重度障害の処置を行う必要がありましたが、ヘッドの損傷などはなく比較的簡易な処置でデータを確認することができました。LinuxのRedHatをOSとして使用されており、データの保存場所の確認や特殊データの確認などお客様にもご協力をいただきながらご納品まですすめることができました。