データ復旧事例

起動できなくなった東芝製ノートパソコンの内蔵HDDからのデータ復旧(物理障害　電源投入後真っ黒の画面から進まない　奈良県奈良市　小売業)

投稿日：2021.01.25 更新日：2021.01.25

メーカー：東芝 (内蔵：日立)
型番：PT55-45MBXGJ (内蔵：HTS541010A9E680)
症状：電源投入後真っ黒の画面から進まない
障害：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：2日

※オプション料金別

お客様より

事務用パソコンで電源ボタンを押してもログイン画面まで進まず、真っ黒の画面で白い文字が出ている状態で止まってしまう症状が出ています。前週からフリーズしたり遅くなったりと不調があったのですが再起動すると治っていたのでそのまま使っていました。先日突然朝からこのような状態になっていたのでデータを取り出したく相談させていただきました。

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診断の結果

内蔵されているハードディスクを取り外し専用の機器で診断を実施しました。診断の結果、ハードディスクに不良セクタというパソコンでは読み取りができない状態のデータが存在していることが確認できました。専用機器で負荷調整を行うことでデータが読み取れる可能性がある為、物理障害としてお客様にご案内しご対応させていただきました。

復旧作業にチャレンジです

まずは専用機器で負荷調整を行いながらクローンハードディスクの作成を行いました。作業の結果99.99%以上の精度でクローンハードディスクの作成が完了しました。作成したクローンハードディスクに対してデータ解析を行い復旧データの取り出し作業を行いました。復旧データは一時確保用のハードディスクに保存し確認作業に進みます。

復旧作業の結果

一時確保した復旧データのオープン確認を行いました。お客様が必要なデータはエクセルやワード、PDFのデータと仰られていましたのでそれぞれ更新日時が新しい物から30ファイルずつオープン確認を行いました。結果はすべて正常に開くことができました。お客様にもデータ確認作業を行っていただき必要なデータが復旧できていると判断していただきました。お客様でご準備された保存用のハードディスクに復旧データをコピーしてご納品いたしました。

担当技術者より

今回は起動できなくなったノートパソコンからデータ復旧をさせていただいた事例でした。ノートパソコンが起動できなくなった原因としてはハードディスクのデータが読み取れなくなりOSが起動できないためでした。奈良県からお持ち込みいただいたお客様でその理由をお伺いすると「奈良では対応できるところが無さそうだったから」とのことでした。データ復旧クイックマンでは近畿地方での対応に注力しておりますが、全国からのご依頼も多くご依頼を受けております。