データ復旧事例

ノートパソコン(PC-VK25TXZCF)のデータ復旧事例(重度物理障害要分解対応大阪市大正区屋内設備工事業)

投稿日：2020.01.24 更新日：2020.01.24

メーカー：NEC(内蔵：WesternDigital製)
型番：PC-VK25TXZCF(内蔵：WD2500BEVS)
症状：ヘッド破損による起動不可
障害：重度物理障害
期間：4日程度
費用：99,800円(＋税)～

　　　　　　※オプション料金別

対応：梅田大阪駅前店

お客様より

ライセンスの都合でこのパソコンでしか使えないCADソフトがあるのですが、Windowsのサポートが止まったのでLANはつながずに使用しています。元請けの会社から届いたた図面の編集を行うために使用しているのですが、ノートパソコンを起動しようとしても、電源を入れてもランプがつくだけで画面が黒いまま動きません。打ち合わせで梅田方面に出向くため、梅田大阪駅前店で診断をお願いしたいです。

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診断の結果

専用機器にてハードディスクの診断しました。通電開始時から小さな音ですが、カチカチという音が発生していたためヘッド損傷と診断し、分解作業が必要な重度物理障害での対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

分解作業を行うためハードディスクを開封し、目視で傷などの確認を行いました。幸いなことに目立った傷などはなく交換作業が行える状態でした。ヘッド交換作業を行い、正常な起動と認識が確認できたため、そのままクローン作業を実施しました。クローン作業を行った結果99.9%以上の領域の情報を取得できました。クローンディスクより論理情報の確認を行い、データの一時取得を行いました。

復旧作業の結果

お客様に使用されているCADソフトの最新版を準備していただき、データの確認を行っていただきました。直近のデータは問題なく復旧が成功していたため、データのお渡しを行いました。

担当技術者より

ノートパソコン用のハードディスク(2.5インチ)で発生するカチカチ音ですが、製造時期によって音の大きさが違うような気がしています。昔の40GBや80GBの容量のものは3.5インチのものとさほど変わらないのですが、特にここ数年の間に製造されたモデルはハードディスクを耳に当てながら起動させて異音を確認するという型番が多いです。そのため、カチカチ音が鳴っていても気づくのはそうとうむずかしいのでは？と思います。そのため特に、電源を入れても画面が黒いままで起動しない場合は、単に壊れたというより重度物理障害をまず疑ったほうが良いかもしれません。