データ復旧事例

HD-PB50GW（東芝製ポータブルHDD）からのデータ復旧。パソコンに接続すると動作が遅くなりアクセスできない。

投稿日：2020.01.06 更新日：2020.01.06

メーカー：東芝製（内蔵HDD　TOSHIBA製）
型番：HD-PB50GW（内蔵HDD MQ01ABD050)
症状：パソコンに接続すると、パソコン自体の動作が遅くなりデータにアクセスできない。
障害状態：物理障害
費用：49,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪市中央区　建設業）

仕事で使用しているポータブルハードディスクが使用できなくなりました。パソコンに接続するとパソコンの動作が遅くなりデータにアクセスすることができません。知り合いのパソコンに詳しい方に聞いたところハードディスクに物理障害が起きている可能性が高く専門業者でないと取り出しができないとのことでした。大阪市内でデータ復旧業者を探す中でホームページに料金が明示してある会社がクイックマンさんだけだったのでお持ち込みさせていただきました。エクセルやCAD、PDFが重要なデータです。データ復旧をお願いします。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

ポータブルハードディスクに内蔵されているハードディスク本体を取外し専用の機器で診断を実施しました。結果としては、ハードディスクに不良セクタといわれる読取のできない領域が多数発生していることを確認いた為、物理障害と判断しました。また、特定の領域（セクタ）を読み込んだ際に、データの読み書きをするヘッドパーツが暴れて制御ができなくなるような挙動もありました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器で障害ハードディスクの制御を行いながら、セクタ単位（セクタバイセクタ）でクローン作業を実施しました。通常設定では読み込めない領域は、読取時間を調整しできる限り100%に近づけていきます。また、損傷が激しく、読取後にヘッドが暴れる場合は、問題の領域を読み飛ばし作成しました。結果として、99%以上の精度のクローンを作成することができました。作成したクローンハードディスクを復旧ソフトで読み込んだ結果、お客様の必要なデータを確認することができました。

復旧作業の結果

当社内で一時確保したデータをランダムにオープン確認しました。結果として確認した30ファイル中、エクセル、PDFは全て正常に開封することができました。CADファイルについてもビューワーで問題なく開けることを確認いたしました。念のため、お客様の使用しているノートパソコンを店頭にお持ち込みいただき、お客様の使用環境でのデータ確認をお客様自身に行っていただきました。必要なデータの有無やデータが正常に開けるかをご確認いただき、全てのデータが復旧できていると判断いただくことができました。

担当技術者より

建設業関係のお客様からのご依頼は、年間を通じて多く頂戴しています。現場から現場への移動がある為、ノートパソコンとポータブルハードディスクという組み合わせで使用されている方が非常に多くいらっしゃるかと思います。通電されていない状態での移動については、よほど強い衝撃が加わらないとハードディスクが壊れることはありませんが、通電されている状態で衝撃が加わるとハードディスクは簡単に壊れてしまいます。パソコンやハードディスクを持ち運びする際は、電源をしっかりと切り通電していないことを確認することが重要になります。もちろん万が一の為に、バックアップもしっかりとお取りいただくことをおススメいたします。