データ復旧事例

バッファロー製リンクステーション(LS220D0402)のデータ復旧事例(複合障害移動中に落下大阪府枚方市引越業)

投稿日：2019.12.24 更新日：2019.12.24

メーカー：バッファロー(内蔵：WesternDigital)
型番：LS220D0402(内蔵：WD2001FFSX)
構成：2TB×2台構成、RAID1
症状：落下による起動不良
障害：物理障害と重度物理障害の複合障害
費用：149,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より

・お客様からお預かりした荷物の一つなのですが、荷解きをして仮設置後に従業員が引っ掛けて落としてしまいました。どういったデータがあるかというところまでは聞けていませんが、とにかくデータの復旧が必要です。梅田大阪駅前店への持ち込みを希望します。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器にてお持ち込みいただいたハードディスクの初期診断を行いました。1台は傷が入っているような感じの不良セクタの表示のされ方であったため物理障害で。もう1台のハードディスクはカチカチ音がしていたため、重度物理障害での対応が必要であることをお伝えしました。まずは物理障害での対応とを来ない、データが不十分な感じであれば、重度物理障害の対応を行うことで、作業の了解をいただきました。

復旧作業にチャレンジです

専用機器にての物理障害対応のクローン作業を開始しました。クローンディスクは元のハードディスクから85%程度の情報の読み出しが完了しました。クローンディスクの論理領域へアクセスし、30ファイル程度のランダムオープン確認を行い、25ファイル開けることを確認しました。データリストを作成し、お客様にお送りしてデータのオープン確認の必要なデータをご指定いただくようお願いし確認したところ、ほとんどのデータが破損していたため、重度物理の復旧作業を改めて行いました。こちらのハードディスクからは、99.9%以上の領域の取得に成功し、ランダムのオープンデータ確認でも問題なく前回指定いただいたデータについても問題なく確認ができたため、データの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

エンドユーザー様からはデータのついて問題ないということで、郵送にてお預かり機器と合わせてご返送しました。その後ご連絡をいただき、復旧したデータが問題なく使えているので助かったとご報告をいただき、とても安心しました。

担当技術者より

物理障害と重度物理障害のデータの復旧率はプラッタに傷さえ入っていなければ、重度物理障害の方が圧倒的に復旧率は高いです。ほとんどの場合で、限りなく100%に近い状態で復旧作業を完了しています。物理障害の場合、すでに不良セクタが発生してしまっているため、どうしてもファイル破損が発生することを前提にご案内を行わなければなりません。物理障害であっても重度物理の対応を行うことで、復旧率が上がることもあります。物理障害であってもハードディスクの状態によっては、重度の物理障害で案内することもあるため、初期診断の結果をお伝えする際にご相談いただければと思います。