データ復旧事例
ハードディスクの修理ができないのには理由があります
お客様よりデータ復旧でお持ち込みいただいた際に
・ハードディスクの修理できますか?
・ハードディスク使えるように直してほしいです。
というご希望でお持ち込みいただくことがございます。
しかし、データ復旧業者を含め、パソコンを扱う修理業者ではハードディスクの修理を行うことができません。以下の理由がその原因にあたります。
①部品同士の相性問題
ハードディスクは、製造段階で組み込まれた各パーツが快適に動作するように最適化されています。重度物理障害となると、パーツ交換が必須作業となるのですが、最適化されたパーツとは別のものが使用されるため、正常に動かないことがあります。また、正常に動いていたとしても最適化されているパーツではないため、障害再発率が非常に高い状態で使用されることになります。
ご存知の方も多いですが、データ復旧作業においては、一時的にデータが読める状態を作り出す必要があるため、部品交換を行います。しかし、そのままではハードディスクに対して何かしらの障害を引き起こす可能性があるため、交換した部品を元に戻す作業を行っています。
②プラッタのスクラッチ
プラッタ(ディスク)上にスクラッチ(傷)が入っていると、セクタと呼ばれるデータの読み書きが行われる領域が削り取られしまっており、全く使用できない状態になってしまっています。ヘッドは電磁石の磁力の強さを調整することで、瞬間的に動くように設計されています。そのため、スクラッチがあると、スクラッチ部分とヘッドの読み書きを行う部分が接触してヘッドが破損してしまいます。さらには、スクラッチ領域を広げてしまったりと、修理するというより被害を拡大させることが多く、スクラッチがあると修理や復旧作業以前に対応そのものができなくなります。
③代替セクタ処理ができない状態
普段正常な状態で使用していると、まず気付くことはありませんが、ハードディスクの中では読み書きが不安定な領域を確認すると自動的に別の安全な場所に情報を移動させ、不安定な領域を使用できなくするという機能があり、この機能が正常に働くことで継続して使用することができるようになっています。
例えば、インターネットで”不良セクタ 修復”で検索すると、複数のサイトで修復方法が公開されていますが、そのほとんどがセクタの代替処理の説明です。
セクタ代替処理を行う上での注意点は潜在的なものも含めて物理障害の要素となりうる要素が発生していないことです。
もし物理障害が発生する要素があると、セクタから情報を読み出す際の負荷に耐え切れず破損してしまうことで重度障害化したり、そもそも情報の読み出しができず代替処理が失敗することもあります。
個人で行われる場合の代替セクタ処理は、完全に自己責任の範囲で行っていただくものです。作業を行った後にデータ復旧作業を行っても復旧不可となる場合もあります。
まとめ
ハードディスクの修理を行おうとすると、データ復旧を行う以上の様々な技術が必要です。修理ができたからといって、今まで通りに使用できるという保証はどこにもなく、リスクしか残らない媒体となってしまいます。データ復旧業者が使用するPC-3000ですが、もともとはハードディスクを修理するために開発された機器です。安全にデータ復旧を行える機器としての機能もあったため、現在ではデータ復旧作業に特化した専用機器として使用されています。
ハードディスクを使用する機器トラブルが発生してしまったら、まずはフリーダイアルよりクイックマンまでご相談ください。ベテランデータ復旧技術者が皆様のお困りごとを解決できるよう尽力いたします。
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嶌津 篤勝(しまづ あつかつ) |
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