データ復旧事例

アクセスできなくなった外付けハードディスクからのデータ復旧

投稿日：2019.11.14 更新日：2019.11.14

メーカー：WesternDigital製
型番：WD40EZRZ-00GXCB0(バッファロー製　HD-LDS4.0U3-BA)
症状：アクセスできません。パラメータが間違っていますと表示される。
障害状態：論理障害
費用：39,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪府大東市　金属加工業）

図面データなどを保存しているのですが、今朝作業をするための図面を印刷しようとすると、外付けを認識しているアイコンだけが表示されている状態でした。クリックしてみると”アクセスできません　パラメータが間違っています”と表示され、アクセスができなくなってしまいました。CADのデータが最重要です。できるだけ早くデータ復旧をお願いしたいです。

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診断の結果

専用機器でハードディスクの初期診断を実施しました。起動から認識まで正常に行えており、特に物理的な問題は見当たりませんでしたが、データ領域のフォルダの構成なども問題なく確認できる状態でした。念のために論理障害用の復旧機器に接続してみると、お客様よりうかがっていた症状が確認できました。論理障害と判断し、復旧対応を行うことにしました。

復旧作業にチャレンジです

復旧作業時の負荷をかけないため、クローン作業を行い、障害ハードディスクと同じ状態のハードディスクを複製し、復旧作業を開始しました。複製したハードディスクにて解析作業を実施したところ、フォルダやファイルの確認ができたため、一時確保を行いました。エクセルやPDFなどについてはオープン確認で正常に開くことができるのを確認できましたが、CADデータについては専用ソフトが必要となるため、お客様にてファイルを確認できる環境を準備していただきデータ確認を行ていただくことにしました。

復旧作業の結果

一時確保ができたデータの中で特にCADデータを重点的に確認していただきました。30ファイル程度確認していただきましたが、すべて問題なく中身を確認できる状態でした。納品用媒体をお預かりし、一時確保したデータをコピーして復旧データとしてお渡ししました。

担当技術者より

今回の依頼について、Windowsで認識できるようにするためのフォーマット情報が破損したことによりデータへのアクセスができなくなってしまった可能性が高いです。今回は論理障害で対応ができましたが、物理障害での対応となる場合もございます。ハードディスクなどの機器トラブルは完全なワンパターンではないため、機器ごとに必ず診断を行わせていただいております。障害状態の現状を把握していただくためにも、まずは無料の初期診断をご利用いただくことをお勧めいたします。