データ復旧事例

フォーマットしてくださいと表示されるハードディスクからのデータ復旧

投稿日：2019.11.13 更新日：2019.11.13

メーカー：WesternDigital製(アイ・オー・データ製)
型番：WD10EADS-00M2B0(HDCS-U1.0R2)
症状：パソコンに接続すると”フォーマットしてください”と表示される。
障害状態：重度物理障害
費用：99,800円(＋税)～
期間：1週間程度

※オプション料金別

お客様より（大阪府茨木市　会計事務所）

仕事で使用しているハードディスクです。仕事で使用するパソコンを常に持ち歩いていて事務所に帰ってくると外付けハードディスクにお客様から預かってきたデータをコピーしていました。先日いつものようにデータをコピーするためにパソコンにつなぐと”フォーマットしてください”と表示され、パソコンで認識しなくなりました。ランプはついているので大きな障害は発生していないと思っています。データ復旧をお願いしたいです。

データ復旧のご依頼・費用のご確認などお気軽にご相談ください。

データ復旧クイックマンへのお問い合わせはフリーダイヤル０１２０-７７５－２００まで。

診断の結果

専用機器でハードディスクの診断作業を実施しました。通電開始時にモーターは回転しているのですが、データの読み書きを行うヘッド部分が全く反応している様子がありませんでした。重度物理障害でヘッド部分の交換を行うことでデータの復旧を見込むことができると判断いたしました。

復旧作業にチャレンジです

クリーン環境で開封作業を実施し、ヘッド部分の交換を行いました。専用機器上で正常に認識できる状態になったため、ディスクイメージの取得を開始しました。合計で3回ほどヘッドの交換を実施し、ハードディスク全体のデータ領域のほぼ100%取得することができました。取得できたイメージ上に一部お客様から伺っていたデータを確認できたため、データの一時確保を行いました。

復旧作業の結果

確保したデータからランダムに選んだファイルを30点オープン確認した結果、30点すべてのファイルが正常に開けることを確認しました。お客様にも確認いただいたのですが、一部フォルダの表示がなかったということで解析作業を実施しました。再度確保したデータを確認いただいたところ、全てのデータが復旧できているとおっしゃっていただくことができました。

担当技術者より

障害状態にかかわらずデータの破損が発生していると、状況によって変わりますが、一部のデータが正常に表示されていないことがあります。ほとんどの場合、解析作業を実施することで見えなくなったデータも復旧することができますが、完全に破損していると、開くことができないデータとして復旧されてくることがあります。障害が発生する直前の状態で復旧できることもありますが、今回のように一部データの構成が崩れた状態で復旧することもございます。