データ復旧事例
【緊急対応】リビルドに失敗したサーバー機からのデータ復旧
メーカー:アイ・オー・データ製
型番:PowerEdge T310(500GB×4台構成、RAID5)
症状:サーバーが起動しない
障害状態:HDDの認識障害
期間:1日
費用:59,800円
※オプション料金別
お客様より
クライアントへ導入したサーバー機です。先日PowerEdge T310が起動できなくなったということで、状況の確認に伺ったところ、RAIDコントローラー上で、RAIDを構成する2番ディスクが認識していないことがわかりました。認識しないディスクを交換し、リビルド作業を行ってみましたが、まったく進捗がなく途中で止まっているようでした。クライアント側の社内業務が完全に止まってしまっているので、早急にデータがほしいです。
診断の結果
お待ちいただいた際に伺った内容を参考にHDDの診断を行いましたが、HDD自身に大きなトラブルはありませんでした。論理障害での対応となります。
復旧作業にチャレンジです
RAIDデータ復旧用の機器に接続してデータの状態を確認しましたが、データ領域に問題なくアクセスでき、ファイルのオープン確認も問題なく行うことができました。非常にお急ぎであったということもあり、優先度の高いデータからお渡しすることを提案しましたが、全データ揃っていてくれた方がいいということで、データ取得のためにお時間をいただきデータの復旧を行いました。
復旧作業の結果
一部ファイルサイズの細かいデータが大量にあったため、作業完了の想定時間を少し過ぎてしまいました。データ復旧作業は無事に完了し、データをお渡しすることができました。
担当技術者より
リビルド作業に失敗してからのデータ復旧をご依頼いただく場合、必ずディスク交換前のRAID構成にて、機器をお持ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。ディスクエラーで使用できなくなったHDDからRAID情報を再構築してデータの復旧を行うこともできます。ご協力よろしくお願いいたします。また、リビルド作業はデータを完全に失うリスクもあるため、バックアップがない場合は特に、リビルド作業を行う前にまずはデータ復旧を行って、データの確保を行っていただいてから再構築を行っていただければと思います。
まとめ
リビルドに失敗して使用できないサーバー機からでもデータ復旧をすることはできます。障害発生時点のRAIDディスクの状態にしたうえで、ご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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