データ復旧事例
原因は!?ハードディスクが壊れてしまう典型事例 ベスト5
ハードディスクが壊れてしまった!!
その原因はわかりやすい物もあればわかりにくい物もあります。
データ復旧の現場で見られる様々な故障要因の中から幾つかをピックアップしました。
1.落下
落下による故障はお問合せの中でもかなり多いものになります。「ノートパソコンを移動中に落としてしまった」「外付けHDDが机から落下した」「縦置きしていたパソコンが倒れてから動かない」など、置かれている環境とちょっとした不注意で起こりうる故障パターンです。
ハードディスクを読書きしているとき、記録面と書込みパーツとの間隔は非常にわずかで数ナノメートルしかありません。
外付けHDDによっては樹脂などで耐震性を高めている物もありますが限界があります。ハードディスクは振動や衝撃に弱いということを踏まえて置き場所や使い方にご配慮ください。
復旧プランとしては「重度の物理障害」の対応になる事もあれば、パソコン本体や外付けケースだけの破損であれば「軽度の障害」となる場合もあります。
2.水没
災害や事故で濡れてしまったハードディスクからのデータ復旧のお問合せを頂くことがあります。裏面に搭載されている基盤に腐食が発生して使用不可能になっていたり、時には自己判断で簡単に乾燥させた後に起動させてショートしてしまっている事もあります。
内部まで浸水しているときには専門の業者でなければ対応は不可能です。侵入した水分に含まれている不純物に対して洗浄と乾燥に特別なノウハウが必要になり、時間も作業工程も特殊な対応にならざるをえないのです。
持ち込みの際にも濡れタオルで包んでいく必要があったりと、できるだけ早急に復旧業者に問い合わせをする必要があります。
復旧プランとしては「重度の物理障害」の中でも復旧難度の高い物ですので、状況によって倍程の見積りとなる場合も多いようです。
3.停電
停電後に改めて電源を入れ直してみるとハードディスクが故障しているという場合があります。ディスク面などに損傷が発生していたり、ときにはヘッドがディスクを抑え込んでしまいモーターが回転できない状態になっているときもあります。
データを読書きする磁気ヘッドはハードディスクが起動していないときは安全な場所へと配置されますが、電源供給が突然に途絶えてしまうと退避することができません。
重要なデータの入ったパソコンにはUPSを使用するなど停電対策をおすすめします。
モーターロックの復旧は「重度の物理障害」の対応となります。
4.埃
パソコンと一部の外付けHDDには排熱のためのファンが搭載されています。筐体内の熱を持った空気を排出するわけですが、その過程で空気とともに埃や塵を中に取り込んでしまいます。パソコンやハードディスクが段々と動きが悪くなってくる不具合原因の一つが埃によって排熱が効率的に行われていない事にあります。
データ復旧の御依頼の中にはハードディスクの基盤が焼け焦げているといった物もあり、パソコン内に相当量の埃が溜まっている状況が非常に多く見られます。
ハードディスクに限らず電子機器にとって熱は大敵です。埃をブロワーなどを使用して除去してあげる事が、意外と簡単で重要なメンテナンスになることを知っておくといいでしょう。
基盤の故障は復旧プランとしては「重度の物理障害」の対応となります。
5.DM001
ハードディスクの中には非常に故障を起こしやすいモデルが存在します。Seagate製でモデル名の末尾がDM001となっている物です。磁気ヘッドが壊れやすいだとか、それに付随して記録面に傷が付いてしまうだとか色々と言われていますが、とにかく故障率が他の物に比べて高いのは間違いありません。
磁気ヘッドが剥がれ落ちる等の故障が起こった場合、回転するディスク面にヘッドが引きずられる形で傷がついてしまいます。今までの使用で聞いたことのないガリガリギーギーといった異音がした場合できるだけ早急に電源を切り、復旧業者に依頼する事をお勧めします。
異音のするハードディスクの復旧プランは「中度の障害」または「重度の物理障害」での対応になる事が多くなります。
まとめ
HDD故障の中でも置かれている環境や使い方によって壊れてしまうものをまとめてみました。
故障が発生した当初であれば難なく復旧できていたものが、再起動を繰り返してしまったことでデータ復旧の難易度が格段に上がってしまうことも多いです。
今回ご紹介したものはいずれも専門業者であればデータを復旧できる可能性があります。もちろん当社でもご相談を受け付けております。
大事なデータを諦めずに是非一度ご相談ください。
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