データ復旧事例
やっちゃった!!実際にあった取り返しのつかない修理失敗例
パソコンにはたくさんのパーツが組み込まれており、分解して元の状態に組み上げるだけでも大変です。
修理ともなると難易度も上がってくるわけですが、「前はこのやり方で直った」「今まで問題なかった」「たぶん大丈夫」といった安易な考えが致命的な故障を引き起こす操作につながることもあります。
実際にあった取り返しのつかない修理失敗例をご紹介しますので参考にしてください。
1.ネジをまちがってつけてしまって破損
パソコンには様々なサイズのネジが使われています。一見同じ物に見えても微妙に長さや幅がちがったりといったことは珍しくありません。本来のサイズよりも大きいものをつけてしまうと、ネジ穴が拡張されてしまったり、ネジ穴を貫通して向こう側のパーツに接触してしまい、破損してしまうことになります。
パソコンを分解する時は必ず、どこに何のネジがあったのかメモをとって作業をしましょう。
2.パソコン蓋の開閉時に破損
パソコンを開閉する蓋に当たる部分の形状や開け方はモデルによって様々です。一般的なデスクトップパソコンであれば、それほど難しくはありませんが変形により思わぬ苦労をする事もあります。
無理にこじ開けてしまって致命的な破損を引き起こすこともあります。特に「排気のために網目上になっている」「ゴム足の下にネジが隠れている」「蓋側のパーツと本体側とがケーブルでつながっている」などの場合は注意が必要です。物によっては慣れている方でも破損をまぬがれないケースがあることを踏まえておきましょう。
3.液晶画面をアルコールで拭いた跡がとれなくなる
タブレットやノートパソコンの画面は使用していくうちに、どうしても手垢や皮脂による汚れが目立ってくるものです。とれにくくなった汚れを綺麗に落とそうと洗剤やアルコールを使うことはしてはいけません。画面のコーティングを傷め、却って落としようのない跡となってしまいます。
柔らかいブラシなどで埃を払い飛ばし、カメラや眼鏡用のクリーニングクロスで軽く拭くようにしましょう。
4.別のACアダプタを接続してしまって故障
ACアダプタを紛失または破損したとき、基本的には新しい物を購入することになるかと思います。ただ手持ちに他のパソコン付属のACアダプターがある場合、それを代わりに使えないものかと考えた方もおられるのではないでしょうか。単純に差込口の形が同じなだけでは互換性があるとは限りません。間違ったACアダプタを使用することで機器の破損や火災の原因にもなりますので、無理に他のACアダプタを使おうとするのは避けるべきだと言えます。
同じメーカーのACアダプタであればメーカーサポートに機器とACアダプタの型番を伝えて、互換性があるかを教えてもらうなど注意が必要です。
5.OS再インストール時、データディスクを初期化
OSの再インストール時、システムの入っているディスクとは別のディスクを初期化してしまうミスが発生するときがあります。インストール場所の選択画面に外付けHDDなどの通常インストール対象として考えないドライブも表示されるためです。
OS再インストール時には、できるだけインストール対象のディスク以外を取り外した状態で作業を実施し、大事なデータを失わないようにしましょう。
まとめ
パソコンといってもその形状や種類は様々です。簡単な作業でも機種によってその手順が違うため、取り返しのつかないミスに繋がったりします。
その作業に手違いはありえないか?万が一間違えていたとしてもリカバリー手段があるか?をしっかりと計画してから作業にとりかかることが重要です。