データ復旧事例
アクセスができなくなったTeraStationからのデータ復旧
メーカー:バッファロー 型番:TS5400DWR1204(3TB×4台構成、RAID6)
症状:アクセスできない 障害状態:ディスク認識不良
TS5400DWR1204をサーバーとして使っていました。1か月ほど前から動きが不安定だったので、修理に出すか買い替えるか迷っていたらアクセスができなくなってしまいました。メーカーに相談してみたのですが、返事をもらうまでに数日かかってしまいました。診断と見積もりを聞けるまでにさらに時間がかかるみたいだったので、即日診断を行ってもらえる御社にお願いすることにしました。本当は今すぐにでも必要なデータがあったのですが、ある程度時間的な余裕を確保できたので、多少時間はかかってしまってもいいので、出来る限りデータの取り出しを行ってほしいです。
対応内容
TS5400DWR1204の診断を行いました。すると、2番と3番のHDDで、データの読み出しができない領域がありました。2番と3番でディスクイメージを取得してからデータ復旧用のツール上でRAIDの再構築を行いましたが、RAIDの構成自体の再構築ができない状態であったので、ディスク内情報の解析作業を行うことにしました。その結果、もともとRAID5で使用されていたと伺っていたのですが、実際はRAID6で運用されていたことを確認しました。データのついても一部フォルダ構成が崩れていましたが、ほぼ元通りの状態であることが確認できたので、復旧データとしてお渡ししました。
理論上の話になりますが、RAID6では、HDDが2台までなら正常に稼働することができますが、今回の場合、正常に稼働する2台を使用してもデータの確認をすることができなかったため、障害が発生しているHDDも使用してのデータの復旧となりました。また、障害が発生しているディスクの一部の領域のデータが読めなかったことで、フォルダの構成情報やファイル情報が破損してしまっている状態でした。すべてのディスクが正常認識して読取障害がなければ、ほぼすべてのデータを復旧させれるのですが、ほんの少しでも読取障害があると、どうしてもファイル破損のリスクが発生してしまいます。一番のベストの状態は障害発生時点のデータがすべて取り戻せることですが、HDDの状態により、一部データの破損や欠落は、どうしても避けられるものではないので、しっかりとバックアップを行っていただきますようお願いいたします。
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データ復旧クイックマン
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