データ復旧事例

【緊急対応】メンテナンスに失敗して誤フォーマットしてしまったTeraStationからのデータ復旧

投稿日:2017.06.15 更新日:2017.06.15

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障害状況

メーカー:Baffalo   型番:TS-X4.0TL/R5(1TB×4台構成、RAID5)
症状:データがない。  障害状態:誤フォーマット

 

TS-X4.0TL/R5を客先に導入してファイルサーバーとして運用していただいています。先ほど、メンテナンスのためにお伺いし、社内で準備したメンテナンス用のツールをしました。メンテナンスを実行後、本来存在していたデータがすべて消えてしまっていました。慌てて会社に確認を行ったところ、ツールを実行した際に発生するバグが残っていて、今しがた修正されたメンテナンスツールが出来上がったということでした。どういった理由であれ、お客様のデータを消してしまっているので、早急に元に戻す必要があります。1分1秒でも早くデータをもとに戻していただきたいのでよろしくお願いします。

 

対応内容

念のため、TS-X4.0TL/R5のHDDの診断を行い、障害が発生していないことを確認したうえで、復旧作業を開始しました。メンテナンスツール自身の処理方法があまり理解されていなかったので、TS-X4.0TL/R5で使用されているディスクのデータ領域内にデータが存在しているかの簡易チェックを行いました。バイナリ情報でデータ自身は存在していることを確認できたので、RAIDデータ復旧専用機器に接続し、RAID5の再構築を行い解析を開始しました。ほとんどのフォルダとファイルの構成は元通りに戻っている感じでしたが、大よそで20%ほどのデータが本来の場所から別へ移っていたり、名称が変わってしまっていました。データ自体は復旧できていそうということで、復旧データとしてはお渡ししました。

 

作業結果

TS-X4.0TL/R5より、70%以上のデータの復旧に成功しました。


担当者より

TS-X4.0TL/R5からのデータ復旧でした。デスクトップのHDDや外付けHDDなどでもあるのですが、誤フォーマットをされてしまうと元からあるフォーマット情報に上書きがかかってしまうので、本来あったフォルダやファイルの構成でデータを復旧できることに対する保証は非常に難しいです。今回については、夕方頃にお持ち込みいただき、翌日の午前中にデータの確認作業を行っていただけている状態になんとか持っていくことができました。緊急対応となると時間との勝負となってきますので、すべての作業に逐一対応できるように待機し続けますので、結果的に翌朝に納品が完了できることもあります。軽度の物理障害であっても、状態によっては、即日もしくは翌朝にデータをお渡しすることができる場合もございます。

軽度であるか重度であるか、まずは診断させていただくことで、復旧完了までの時間についても大まかにですがお伝えすることができます。緊急対応を要するようなトラブルが発生してしまったら、まずはフリーダイアルよりご相談いただき、無料診断をご利用ください。

 

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