データ復旧事例
アクセスできなくなってしまったドライブステーションからのデータ復旧
障害状況
メーカー:Buffalo 型番:HD-W500IU2/R1(250GB×2台構成、RAID0)
症状:突然のシャットダウンによるデータ消滅 障害状態:論理障害
社内の席替えために机の周りの電源のケーブルやLANケーブルの整頓を行っていました。ある電源ケーブルが引っかかる感じで邪魔をしていたので、周囲に確認をしてから電源を抜きました。その時は良かったのですが、席替えが終わってから、共用していた外付け(HD-W500IU2/R1)が使えなくなっていました。エクセルやワードなどのOfficeのデータやPDFが主に復旧していただきたいデータになります。よろしくお願いします。
対応内容
HD-W500IU2/R1の状態を診断してみたところ、2番に入っていたHDDの一部でセクタ情報の読み出しができなくなっていました。念のため1番2番共にディスクイメージを作成してそちらからデータの復旧を試みました。作成した2番のディスクイメージで完全にパーティションが崩壊している状態でしたが、1番のディスクイメージのパーティション情報から強制的にRAID0を再構築してみたところ、データを確認することができました。また、オープン確認も問題なく行うことができたため、復旧データとしてお渡ししました。
担当者より
最近はなかなか壊れにくくなってきてはいますが、やはりパソコンを含め、精密機器を扱っているということを忘れないでください。その中でもHDDはちょっと扱いを間違うだけですぐに故障してしまう超精密機械であるという認識を持っていただくことが非常に大切です。HDD内部でのデータの読み書きは非常に緻密に計算されて行われていますが、突然電気が流れなくなるような状態を作ってしまうと、HDDを制御しているデータが壊れてデータにアクセスできなくなってしまうということもあります。RAIDが使用されている機器の電源を落とすときは電源をOFFにしてもそこからいくらかの時間がたって、電源が落ちるようにできています。ですのでなかなか電源が落ちないからと言って強制的に電源を抜くことがないように気を付けてくださいね。
アクセスできない、データが見えないといった症状からデータを取戻せる可能性は非常に高いです。まずはフリーダイヤルからご相談いただきお持ち込みくださいますよう、よろしくお願いします。